森ノオトマルシェ「あおばを食べる収穫祭」で親しくなった、青葉区在住のナチュラルファッション・デザイナー「nu:u(縫う)」の国島智子さん。
地域のあちこちのマルシェで活躍されている国島さんは、よくご自身のブランドの服を身につけているのですが、それがすごく素敵で、いつかわたしもほしい……! と憧れていました。
そして、ついに取材の日に「わたしの服を季節ごとにつくっていただけませんか?」と大胆にも相談。
コットンやリネン、ウールなど、自然の素材はカラダになじみ、お洗濯もしやすいことから、わたしは普段着もお出かけ着もほぼナチュラル衣類。でも、ナチュラルファッションって、本当におしゃれな人でないと上手に着こなせず、私には難しいと考えていたのですが、nu:uの服は何となくわたしにしっくりくるはず……そう直感したのです。
春夏秋冬で予算を決め、年に4回、国島さんに自由にデザインしていただくという約束でスタートしたこの企画。1月のある日の打ち合わせでは、様々なパターンが描かれたノートを持ってきてくれました。
わたしの好きなドルマンスリーブ(脇下から袖下にかけてたっぷり布がとってあるデザイン)や、スクエアにカットされたTシャツ、腰周りがたっぷりしたワイドパンツ(袴パンツというそう!)など、nu:uブランドのパターンを幾つかお持ちいただき、試着したところ、「まるでわたしのためにつくられているみたい!」と思うほど、カラダにしっくりなじみます。
国島さんの服は、身近なわたしたちのための服。ファッションブランドのカタログや雑誌などで、すらりとナチュラル衣類を着こなすモデルに憧れるものの、体型が違う。そんなに細くないし、背も高くない。足だって短いし、お尻がおっきくてお腹ぽっこり……。30代女子の悩みは共通ではないでしょうか。普通の主婦が、着ていてなじみ、しかもキレイに見える。そんな服がほしいのは、ワガママではないはずです。
3月中旬、雨の日に再び我が家を訪れてくれた国島さんは、大きな「服袋」を抱えてやってきてくれました。インディゴ色の手づくりの袋にはnu:uブランドの服が入っていました。
・ボーダーリネンの長袖Tシャツ
・インディゴ色の袴パンツ
・ざっくり織りのきなりベスト。縁取りの柄がアクセント!
・若草色、ドルマンスリーブのウール製カーディガン
・クシュクシュに巻けるチェックのストール
・淡い黄色が可愛らしい、端切れのブローチ
春らしいマリンに、ちょっと肌寒い日はウールのカーディガンを羽織って、全身コーディネートできます。足元はレギンス重ねばき、くつしたも通常2-4枚、レッグウォーマーを組み合わせるわたしのスタイルに、ぴったりです。
「この服をつくりながら、キタハラさんのことばかり考えていましたよ。着やすいかな、似合うかな、喜んでもらえるかな、って」
その国島さんの言葉は、ついうるんでしまうくらいうれしくて、着てみたらやっぱり、「わたしのためにつくられた服」の言葉通り、しっくり馴染みました。
さて、3月下旬以降、森ノオト関連のイベントでキタハラを見かけた方は、あ、nu:uブランドでご機嫌なんだ、と思ってください(笑)。
次は6月、夏バージョン。お楽しみの「服袋」、いまからワクワクしています。
生活マガジン
「森ノオト」
月額500円の寄付で、
あなたのローカルライフが豊かになる
森のなかま募集中!