
(文・鈴木文乃)
学生ライタープロジェクトとは
2025年9月から2026年3月にかけて、横浜市周辺でみどりの活動をしている市民団体を「#みどりなひと」として大学生が取材し、GREEN×EXPO 2027の公式SNSで発信しました。横浜市青葉区を拠点にローカルメディアを運営する認定NPO法人森ノオトのサポートのもと、全部で10本の記事を制作!現在は「#みどりなひと」に加え、花緑の出展企業・団体の記事執筆もおこなっています。
このプロジェクトの運営メンバーとなったのは、3名の学生スタッフです。2025年5月より、学生ライタープロジェクトを0から作り上げてきました。

プロジェクトの基盤を作った3名の学生スタッフ。左から板垣舞奏さん、門松悠真さん、執筆者の鈴木文乃
森ノオトが制作会社からの提案を受けたことで、2025年5月にこのプロジェクトはスタートしました 。若い世代にGREEN×EXPO 2027への関心度を高め、認知を広げていくことを目的とし、プロジェクトの運営学生として、NPO法人アクションポート横浜の協力・紹介で3名の学生スタッフがインターンとして参加しました。その学生スタッフの呼びかけによって、集められたのが有志の7名の学生ライターです。
学生スタッフがチームリーダーとなり、取材ごとに異なる学生ライターと取材チームを組んで10回の取材活動を行いました。

学生ライターはそれぞれ1~2回、学生スタッフは5回の取材を重ねてきました
取材活動で学んだことを報告
2026年3月4日に横浜市開港記念会館にて、学生スタッフ3名による学生ライタープロジェクトの報告会を行いました。
2025年5月から2026年2月の活動報告と、それによって得られた発見やスキル、GREEN×EXPO 2027への期待、プロジェクトの良さなどをお伝えしました。学生スタッフ個人の成長はもちろんですが、GREEN×EXPO 2027の広報プロジェクトの一環であること、自分たちが取材だけではなくプロジェクトの運営メンバーであったことから活動をより良くするための考え方なども共有しました。

学生や森ノオトスタッフ、国際園芸博覧会協会や制作会社、一般の方も参加
報告会には3名の学生ライターも参加し、自分が行った取材先の紹介と感想を発表。参加した学生自身が「取材先のアトリエに入った時にお花が華やかで香りも素敵だった」、「今までは自然を守ることにフォーカスが当たってきたが、今後は失われてきた自然を補っていきたいという考えに共感した」と話し、実際に取材地を訪れないと感じられない視覚や嗅覚の話、取材先の方との関わりなど、活動を通して感じたリアルな声を聞くことができました。報告会に参加した方からは、「今は情報が先に来る時代だが、実際に体験して情報も得るという経験が大切だと改めて感じた」という感想もいただきました。

長靴を履き、実際に収穫体験を行いながらの取材
報告会後に、参加者同士で年齢、職種がバラバラになるようにグループ分けをし交流会を行いました。普段話すことのできない方々との交流はお互いの刺激になったと思います。「このプロジェクトが来年どうしたらより良くなるのか」、「学生が書く記事の良さ」などの話題でとても盛り上がりました。

学生の視点とその業界のプロの大人が交わった交流会
大学生の視点で進行されるプロジェクト
3名の学生スタッフは、運営側である森ノオトと参加者側の学生ライターをつなぐ役割をしてきました。まず、7月に学生ライターを募集するにあたって、大学生の視点から、参加者側は何を得られたらいいのか、どんな情報があったらやってみたいと思えるのかを試行錯誤。

その一つがオンライン説明会です。
学生スタッフからの提案で、学生ライターの募集期間中の8月に、オンラインでの説明会を開催しました。大学生の参加しやすい時間帯の夜に説明会の時間設定したり、学生ライター業務やGREEN×EXPO 2027に関心の高そうな学部学科のある大学に広報をしたりなど、参加者を増やすための工夫を行いました。説明会当日は10名の学生に参加してもらうことに成功し、最終的には7名の学生ライターを迎えることになりました。
オンライン説明会で、事前に学生ライターという活動について理解した上で活動に参加してもらったので、取材活動に入るまでの準備をスムーズに行うことができました。関心度の高い学生を巻き込むことにも成功したと言えると思います。
また、授業時間やサークルの有無、アルバイトなど、大学生は人によって時間の使い方や生活が全く異なります。同じ学生同士だからわかる視点で、どう良いプロジェクトを作っていくのが最適なのか、森ノオトと学生スタッフですり合わせをしながら、活動しやすい良い環境を整えていきました。

学生スタッフと報告会に参加した3名の学生ライター
再発見された横浜の魅力
取材をするためには準備が必要です。取材の度にチームごとにミーティングを行いました。
取材中の役割決めや質問の整理、取材先のことを深堀りしました。時間をかけて準備することで当日は柔軟に対応ができ、短い時間でも濃い取材を行うことができました。何より、学生自身が興味関心を強く持って取材に取り組めていました。
「みなとみらい」「都会的」といった印象の強い横浜市ですが、横浜は想像以上に緑にあふれ、そこに携われる人たちの輪が広がり続けていることを、取材を通して知りました。GREEN×EXPO 2027の舞台となる理由があるのだと、#みどりなひとの取材を通して感じます。農業に勤しむ同世代の学生たちもいますし、公園にある日本古来の植物を守るために活動されている方々もいます。このプロジェクトではそういった方々と取材を通して関わる機会を持ち、横浜の魅力を再発見するきっかけにもなりました。
学生スタッフの成長
2025年5月に初対面の状態から活動を開始し、2026年3月を迎えました。一人も欠けることなく約9カ月を駆け抜けることができたのは、お互いの得意不得意を補い合いながら活動できたことにあると思います。スケジュール管理が得意な人、アイデア出しが得意な人、まとめる力のある人などそれぞれの長所を尊重しながら活動してきました。相手の長所から、自分に足りない部分や強みを客観的に把握することもできました。
そして、学生スタッフがチームリーダーとなって初対面の学生ライターと取材チームを組み、取材に挑むという経験。限られた時間でどこまで準備できるのか、コミュニケーションが取れるのか、チームビルディングの難しさを感じました。

5月のキックオフ時に掲げた各自の目標
GREEN×EXPOを身近に感じる
GREEN×EXPO 2027の開幕まで1年を切った横浜市では、街中や駅、至るところでGREEN×EXPO 2027の広告を目にします。認知度は上がっているようですが、関心度はどうでしょうか。
関心度が高まるというのは、いかにGREEN×EXPO 2027を自分事として捉えることができるかにあると思います。
今回学生たちは学生ライタープロジェクトを入口にし、GREEN×EXPO 2027に対してさらに関心を持つようになったり、期待感を膨らませるようになったりしました。私もGREEN×EXPO 2027に関わる一員として活動し、自分事として2027年の開催を待つようになっています。取材活動はもちろん、公式SNSに記事が掲載されると多くの人の目にふれることになります。自分の周りの人へ、自分や仲間の書いた記事を通して関心度を高めていくこともできると思います。当初の目的としていた「GREEN×EXPO 2027の認知度、関心度を高める、若者から盛り上げる」という部分はクリアできたのではないかと思っています。
今回の成果報告会での学生たちの言葉から、GREEN×EXPO 2027への関心の輪が徐々に広がっているのだと感じられました。

学生スタッフとしての活動の最終日の様子
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