お庭を開墾、明日の種をまいて、明日の元気をつくる!
ゴールデンウィークのうららかな一日、鴨志田町にある明日の株式会社さんにうかがい、開墾をお手伝いしてきました。一軒家オフィスの、元はお庭だったと思われる土を耕し、畑にしました。収穫したお野菜をいただいて、命をつなぐその日を夢見て……

 

明日の株式会社さんにうかがったこの日はお天気もよく、かといって照りつけるような陽射しでもなく、開墾を歓迎してくれるかのような清々しい一日。社長の村尾周三江さん、朋子さん姉妹が、畑仕事用に道具や種、そしてキュートなデニムのつなぎを用意して待っていてくれました。

 

 

畑の指導は、ウィズの森の藤江惠一社長! 最近は社長業より農業? というくらい、長津田町のウィズ畑と、寺家ふるさと村のウィズの田んぼに通っています。毎日太陽と土と向き合い、美味しくて生命力のある作物をつくろうと、真剣に研究している藤江さんは、あえてこの土地に土をもってくるのではなく、元々あった土を生かし、そこで作物を育てようと、アドバイス。

到着するやいなや、スコップを持っていざ、開墾です。

 

 

そして、わずか2時間で、庭が畑に大変身!!!

女性陣は一生懸命草を刈り、男性陣は石を運び、土をおこして、みんなが力を合わせた賜物です。

最後の仕上げに、藤江社長の丹精した黒土を混ぜて、3本の畝ができました。

 

体を使って働いたら、お腹もすきますね。子どもたちは待ちきれない様子。頑張ってお手伝いしたもんね。そして、みんなで食べる外ごはんは最高!

 

お腹がふくれたら、牛になる前に、また一仕事です。藤江さんの指導で、種まきをします。種をまくのは村尾姉妹。種子消毒をしていない、種をとって命をつなぐことのできる固定種をまきたいと、自然で、エネルギーあふれる種を集めていました。誰よりもこの土を大切に、この土から生まれる命を、想っている2人です。

 

土って、起こせば、畑になるんだ……。明日の株式会社さんの畑の開墾に立ち会えたこと、これは私にとって大きな出来事でした。だって、身近にあるあの土、もしかしたらこの土も、生命を育む器になるかもしれない。コンクリートやアスファルトに囲まれた都会でも、草や、花は咲いている。自分たちが食べるものを育てることを、それほど難しく考えなくてもいいのかもしれない、と。

 

種をまいたら、たっぷりの水を与えます。

 

 

子どもたちは、あちこちの土を見つけては、こっそり種まき。

 

村尾周三江社長は、畑でない場所に、ひまわりの種をまいていました。どれだけ芽を出すかな、花を咲かせるかな?
そして、朋子さんは、田んぼに「明日畑のうた」という看板を。

 

 

「明日畑のうた」は、どんな緑を見せ、花を咲かせ、そして食べる時の笑顔が奏でる、どれほどステキな音楽を聴かせてくれるのでしょう。

 

さっそくFacebookページも立ち上がった「明日畑のうた」、

https://www.facebook.com/ashita.hatake

作物が育つ喜び、ともに感じて、我が家に小さな土を迎え、命の讃歌を一緒に口ずさみませんか?

 

 

<過去記事>

森ノオトの明日の株式会社紹介記事

https://morinooto.jp/denennavi/tankentai/web.html

3月3日の東日本大震災チャリティーイベントのレポート

https://morinooto.jp/morijoho/reuse/post-232.html

 

 

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この記事を書いた人
北原まどか理事長/ローカルメディアデザイン事業部マネージャー/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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