エコライフの達人は、合成洗剤を使わないのは言わずもがな、せっけんすら使わずに食器洗いをします。アクリルたわしや、ガラ紡のふきんなどで、汚れ物を洗えば、ちょっとくらいの油汚れならばせっけんを使うことなく、キレイさっぱり洗い上げることができます。
ウィズの森の人気アイテム「ひろりんたわし」は、岐阜県羽島市の主婦・河本滉子さんが、繊維工場の残り糸でつくったたわしです。たわしといっても、薄くて軽くてやわらかいので、ガラス、陶器、磁器などの食器のほか、洗面台、お風呂の湯垢、窓ガラスなど、何でもキレイにすることができます。
羽島市は繊維業の町。地元の産業から生み出される端材を使い、それが付加価値となって、新しい環境循環を生み出す。小さなたわしは安価で求めやすく、しかも使い勝手がよいので、贈り物にもたいへん喜ばれます。
さっそく、ひろりんたわしを自宅で使ってみました。生地にほどよいハリとコシがあって、洗い物をする時もキュキュッと力強く使うことができます。何よりうれしいのは、水切れがよく、乾きやすいこと。布で食器洗いをすると、洗った布がなかなか乾きにくくて、それが難点でしたが、ひろりんたわしは乾きがとても早いですね。
そして、本当に洗剤が不要になります。食器洗いにはふだんからせっけん(ウィズの森で売っている「松の力」)を使っていますが、油がついた皿は古紙でぬぐっておけば、ひろりんたわしで洗うだけでツルツルピカピカになります。頑固な茶渋もあっという間に汚れをかきとります。ひろりんたわしと、亀の子束子があれば、当面我が家の食器洗いは間に合いそうです。
今日から何か一つエコライフを送りたい、何から始めればいい? と聞かれることがよくあります。そんな時、わたしは「洗剤から始めよう」と提案します。自分が食べるものを選ぶよりも、自分が環境中に出すものから気を配っていこう。まずは、合成洗剤から、せっけんへ。そして、せっけんすら使わない生活へ。びっくりするほど、地球とわたしたちの「出すもの」はつながっていますから。
その第一歩に、「ひろりんたわし」、おすすめです!
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