放射能食べたくない。
遺伝子組み換え食品食べたくない。
知って、学んで、変えていこう。
子どもたちの食卓の未来を。
東日本大震災以降、人々の関心は放射能汚染へと集中しています。放射能は目に見えない。においもない。わからない。でも確実に未来世代の体を、遺伝子を、蝕んでいきます。
その裏で着々と進行しているもう一つの遺伝子汚染ーー。みなさん、「遺伝子組み換え食品」という言葉をご存知ですか? 食に関心のある方ならきっと、言葉くらいは聞いたことがあるかもしれませんね。納豆や豆腐などの大豆製品のパッケージによく書かれています。遺伝子組み換えとは、特定の遺伝子の中に別の遺伝子を組み込むことで、まったく新しい性質をもった生物をつくり出すこと。英語でGenetically Modified Organism と表記し、遺伝子組み換えでない作物のことを「NON-GMO」と言います。
例えば、除草剤に対する耐性を持った遺伝子を組み込んだナタネなどがすでに世界各地で栽培されています。「農薬を使わなくて済むのならそれでいいんじゃない?」と思う方もいるでしょう。しかし、遺伝子組み換え作物には様々な問題が潜んでいるのです。例えば、種が飛散して遺伝子組み換えでない在来の菜種と交雑することで、生物多様性が崩れること。安全性が十分に立証されていないので、長期にわたる健康影響が明らかではないこと。多国籍企業によって高いGM種子を売りつけられた農家が経済的に疲弊してしまうこと……。
昨年来米国の法案で、自家採取、在来作物などの種子での栽培が制限される動きが進んでいます。また、日本でも大震災を受け、大手流通で遺伝子組み換え食品の取り扱いを増やすなどの措置がとられております。日本では今、放射能汚染対策の名のもとに、わたしたちの食の安全、種の多様性が脅かされる事態が着々と進んでいるのです。
そんな状況のなか、青葉区周辺で有機農業、自然農法を学び、流通やネットワークづくりに励む若い方々が、足下から食や環境、生き方を考える機会をつくっていきたい、と活動を始めました。
森ノオトから命名し「ecoloco実行委員会」と名づけ、将来的には青葉区内でのオーガニックマルシェや、自然農法勉強会(すでに鉄町の畑で行われています)などに発展していきたい……と。
その第一弾として開催するのが、6月5日(日)の「放射能だけじゃない! タネの遺伝子汚染を考える映画祭inあざみ野」です。
当日は、遺伝子組み換え種子の多国籍企業に立ち向かうカナダの有機農家のたたかいを描いた「パーシー・シュマイザー モンサントとたたかう」を上映。また、遺伝子組み換え作物、そして長年原発問題に取り組んできた第一人者で、青葉区在住の安田節子さんの講演会を開催します。
当日ご来場いただいた方には、土壌の放射性物質を吸収すると言われているヒマワリの種を配布します。
2011年6月5日(日) 13:00〜16:00(開場12:30)
映画上映 「パーシー・シュマイザー モンサントとたたかう」(2009年、65分)
講演 安田節子氏「遺伝子組み換え食品の真実」(『自殺する種子』著者、「食政策センタービジョン21」主宰)
会場 アートフォーラムあざみ野
横浜市青葉区あざみ野南1-17-3
主催 ecoloco実行委員会
協賛 Light & Information
料金 前売1000円、当日1300円(小学生以下無料)
託児あり、親子室鑑賞あり(先着5組)
お問い合わせは……
ecolocoaoba@gmail.com
までお願いいたします。
詳細情報は今後、
http://ecolocoaoba.blog.fc2.com/
にて発表いたします!
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