「あおばを食べる収穫祭」は、藤が丘商店会と上谷本連合町内会の協力で、毎年11月23日に認定NPO法人森ノオトが主催する横浜市青葉区の飲食店の出店をメインとしたマルシェです。
マルシェに出店するのは、ローカルメディア『森ノオト』で取材した店舗が大部分を占め、メディア運営で築いた関係性を生かしています。
コロナ禍を挟み、9回目の開催となった2023年は横浜市青葉区、横浜市環境創造局に後援いただき、地域の商店会・町内会の協力、地域に根づき活動する15店舗の協賛のもと、約30店舗の出店者が集い、約3,000名の来場者を迎えました。
リユース食器とクリーンエネルギーの活用により、「エコ&サスティナブル」を実践
マルシェでは2013年の開催当初から一貫してリユース食器を使用し、来場者の方にはエコバッグとマイ食器の持参を呼びかけてきました。
リユース食器のレンタルと、コーディネートを手がける NPO法人WAVEよこはまの協力のもと、飲食を提供するすべての店舗でリユース食器を使用し、来場者自身で食器の汚れをウェスで拭き取り返却場所へ食器を戻します。食べ残しは会場のコンポストへ入れ、会場に足を運ぶ地域方々を巻き込みながら、サスティナブルなお祭りを実現させています。
会場ステージ音響に必要なエネルギーは、横浜市青葉区のFCV(水素を燃料とする燃料電池自動車)や電気自動車による給電で賄ってきました。排気ガスを出さない次世代の移動手段を展示し、地域の方々に環境について考えるきっかけをつくっています。
また、2023年からは会場内に市民活動団体の紹介エリアを設け、マルシェを楽しみながら身近なエリアにある、多世代交流、若者支援、環境啓発などの社会課題に取り組む市民活動団体を地域の方々に知ってもらうための仕掛けづくりにも着手しました。
メディア運営を通じて地域の魅力を知り尽くしているからこそ、「食」を切り口にその魅力をマルシェというリアルな場として体現できると自負しています。これからも地域の方々が「このまちに住んでよかった」と思うような体験の提供を目指していきます。
<プロジェクト担当スタッフ>
企画:宇都宮南海子
運営サポート:北原まどか、梅原昭子
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