2/23「横浜の地産地消と出会い、未来につなぐ文化祭」いよいよ開催!お申し込みはこちらから!
「横浜には、こんなに豊かな農があるんだ!」横浜の地産地消に出会い、感動し、地産地消を広げる役割を担いたいと願う女性たちによる合同イベント「横浜の地産地消と出会い、未来につなぐ文化祭」を、あざみ野アートフォーラムで開催します。メンバーそれぞれの個性がきわだつプログラムの数々は、新鮮な横浜の旬野菜を味わいながら生産者さんたちとも触れ合えるという見どころ&味わいどころが満載!各プログラムの詳細とお申し込みをご案内します。

「横浜の地産地消と出会い、未来につなぐ文化祭」とは?

これまで数え切れないほど横浜の生産者や地産地消に関わる記事を発信し、エコクッキングや地産地消を普及するイベントも企画してきた森ノオトでは、今年度、「地産地消を普及する新たな人材を育成する」試みに取り組んでいます。それがこの横浜市との協働事業「横浜の地産地消を未来につなぐ連続セミナー+文化祭」です。

 

一般公募で集まったメンバーは、「地産地消をもっと知りたい、広めたい」という共通の気持ちを持った様々な立場の女性たち。2018年9月に開講した月1回の連続セミナーの中で、それぞれ自分のやりたいことや経験を見つめ直し、「マイ農家」さんを探して実際に会いに行きました。「身近に、こんなにがんばってくださっている素敵な生産者さんが!」と、その感動や想いを分かち合いながら、2月23日の「文化祭」に向け企画を練りました。

 

個々が文化祭で発表する企画を練るまでに、横浜市の農業についての基礎知識や農家さんと接する際の姿勢などについて学んでいった。地産地消”初心者”の私も、スタッフとして末席で皆さんの驚きや感動に共感しきり

 

そして生まれたのは、楽しそうで贅沢なプログラムの数々!

お料理教室やトークショー、参加型のワークショップに動画上映、初めての方にぴったりの展示に、キッズも楽しめる試食ビンゴゲームに直売コーナー。どれも横浜の農や食のことを考えてもらいたいという企画者のみなさんの想いがつまった、フレッシュな情熱と個性にあふれる地産地消イベントです!

 

当日にはコラボする生産者さんに加え、森ノオトではおなじみの「コマデリ」の小池一美さん、神奈川県の地産地消普及の第一人者の料理人・椿直樹さん、料理家で「はまキッチン」代表の田部井美佳さんら同セミナー講師陣も参加します。

 

「地産地消にあまり詳しくないけれど」という方も、食と地域のつながりを知ってみたいという方、大歓迎!

ぜひ会場で農家さんや生産者さん、そして情熱にあふれる企画者のお話を聞いてみてくださいね!

お子さんが食に興味を持つきっかけの場にもなると思います。

 

プログラムへのお申し込みは各リンクからどうぞ。

 

【参加費、会場】

  • 参加費:1プログラムごと 大人1000円、小学生以下500円、未就学児無料(保護者同伴)
  • 定員:プログラム各回10名
  • 申し込み期間:2019年2月16日(土)まで
  • 会場:アートフォーラムあざみ野 3F生活工房・会議室1〜3

(横浜市青葉区あざみ野南1-17-3)

横浜市営地下鉄線・東急田園都市線 あざみ野駅下車 徒歩5分

 

★★★来場はお申し込み不要です。お気軽においでください!展示、物販コーナーはご自由にお楽しみいただけます★★★

 

※保育について

アートフォーラムあざみ野内に保育施設があります。先着順/要予約(有料)。

保育対象は1歳半〜未就学児。「子どもの部屋」TEL 045-910-5724 へ直接お申し込みください。イベント4日前の17時まで受付。

 

 

【体験プログラム詳細とお申し込み】

※複数お申し込みいただけます。時間が重ならないよう、ご注意ください。


「地産地消グラノーラ」ワークショップ付き 青葉区の女性農業者 三澤百合子さん「加工品開発ヒストリー」トークショー

企画者:みつはしあやこ(料理家/「和食育こころ」、出張手前味噌教室主宰)
開催時間:10:00~10:45、11:00~11:45

 

料理家みつはしあやこさんが、「よこはま100人のひとしずく〜手前味噌づくり〜」で出会った青葉区の農家・三澤家の百合子さんとコラボします!

 

青葉区のこどもの国の近く、自然が豊かに残る地域で代々農家を営む三澤百合子さん(左)と、「心と体を満たす”生きる糧”を厨からこどもたちへ」という願いを持ち料理教室を主宰しているみつはしあやこさん(右)

 

トークショーでは、みつはしさんが三澤さんに工房を構えたお気持ちや、一から開発してきた「ジャム」や「浜なしの焼き肉のたれ」など数々の加工品に込めた「想い」をうかがいます。

 

そしてワークショップでは、『毎日食べたい!私の好きなグラノーラ』(主婦の友社、2015年)の著書を持つみつはしさんならではの「地産地消グラノーラ」がお目見え! 青葉区産の材料(百合子さんのジャムやドライ野菜など)を使い、フライパンで手軽にできるグラノーラづくりを体験できます。一体どんなグラノーラになるんでしょう?!

 

「いろいろな世代の方に”地域と交わり暮らすこと”に想い馳せ、自然と自分の町へ愛着を持ってもらえたら…」というみつはしさんの願いから生み出されたプログラム。さあ、キッチンを囲み、地域多世代交流しましょう!

 

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出番です。遊休農地  〜動画上映と遊休農地を活用する会代表・三澤元芳さん(青葉区)のお話〜

 

企画者:荒井優紀子(はまふぅどコンシェルジュ)

開催時間:10:00~10:45

 

企画者の荒井さんは、パルシステム神奈川ゆめコープの理事を務めたのち、青葉区民メディアリポーターグループメンバーとして活動。そのかたわら「はまふぅどコンシェルジュ講座」(横浜市が主催する地産地消を学び普及するための講座)を修了……とバイタリティにあふれる方です。今回は「遊休農地」をテーマに、耕作されていない農地の活用や再生に取り組む農協青壮年部の活動「遊休農地を活用する会」の取り組みを細やかに取材し、映像にまとめました。

 

「遊休農地を活用する会」の皆さんと荒井さん。リーダーの三澤元芳さん(左から3番目)は、前出の三澤百合子さんの息子さん

 

青葉区や緑区にまたがる遊休農地では小麦、大豆、玉ねぎが栽培されており、今回はそれらを動画で取材。小麦はパスタやパンとして地産地消の加工品となり、大豆は地産地消の手作り味噌プロジェクト・森ノオトの「100人のひとしずく〜手前味噌プロジェクト」に使われます。玉ねぎは春先に一般参加で収穫するとか。

 

私たちの身近なあちこちにある遊休農地ですが、活用次第で可能性が大きく広がることがわかります。これは住農が近接する横浜ならではの暮らしのメリット、と荒井さんは考えます。

 

座談会では元芳さんに登壇いただき、青葉区産の小麦でつくったパナデリアシエスタのパンを片手に、お母様の百合子さんがつくったジャムなどを味わいながらお話を聞くことができます。

農家さんの地道で懸命な日々の活動の動画上映プラスご本人のトークも聴ける貴重なプログラム、お見逃しなく!

 

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斉藤農園(都筑区)の美味しい旬野菜 & ”ぶんこのこんぶ”(金沢区)でパパッとクッキング

 

企画者:荒木のりこ(お料理教室「nori★nori★kitchen」主宰)& なかおわかこ(酵母パンとゆるマクロビ教室「わかぱん」主宰)

開催時間:11:00~11:45、12:00〜12:45

 

企画者の荒木さんとなかおさんは、日頃からコンビを組んで楽しい料理教室を開催している間柄。”地域で採れたおいしく安心できる食べ物を食べてもらいたい”というコンセプトでそれぞれ料理教室やパン教室を主宰しており、お二人とも「はまふぅどコンシェルジュ」でもあります。

 

コラボの打ち合わせ風景。右から荒木さん、なかおさん、横浜コンブ普及に力を注ぐはまふぅどコンシェルジュの佐藤都世子さん、「斉藤農園」斉藤牧子さん

 

企画者のお二人が今回想いを込めたのは、「横浜の地に根を張り、一生懸命農産物を作り、発展させようと頑張っている生産者さんたち」を知ってもらいたいこと。スター農家が多い横浜の農業において、決して有名ではないけれど、おいしいものを食べてほしいという熱い思いを持っている生産者たちを紹介したいとスポットを当てたのが、都筑区仲町台エリアの「斉藤農園」。代々地域に根付き、消費者に寄り添う販売を心がけ、野菜やお米、自家製切り干し大根を出荷している農家さんです。

 

もう一つ今回、大注目なのが「ぶんこのこんぶ」こと横浜産のコンブです。

金沢区の金沢文庫エリアでは横浜市で初めてコンブを計画養殖しており、コンブは森林(杉)の約4〜5倍も二酸化炭素の吸収力が高いとか(ブルーカーボンヨコハマコンブプロジェクトHPより)。

 

右/金沢区金沢文庫で養殖された横浜産コンブ 左/都筑区仲町台にある斉藤農園にて

 

そんな斉藤農園の旬野菜と横浜産コンブ、そして横浜市産の調味料を使って、環境にもやさしいパパッと使い切り簡単お料理づくり体験を提供します。

生コンブやパンを試食したり料理のデモンストレーションもあり、横浜の海と丘の恵みを身近に感じられるひとときをお楽しみいただけます!

 

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発酵から地産地消を考える 川口糀店(瀬谷区)の甘酒と佐藤農園野彩家(緑区)の野菜でスムージー

 

企画者:関口春江(エリア活用プロデュース、空間デザイナー/「753プロジェクト」メンバー)

開催時間:10:00~10:45、11:00~11:45(各回定員15名)

 

企画者の関口さんは、緑区中山エリアで753(ナナゴーサン)というカフェ兼ショップ兼ギャラリーを企画運営するかたわら、ライフワークとして仲間たちとお醤油づくりを行っています。753カフェは、発酵食品を取り入れたメニューを扱う「菌カフェ」でもあり、関口さんは、瀬谷区で江戸時代から続く川口糀店の川口恭(たかし)さんの協力を得て、ワークショップを行います。「消費者がものを選択する時、何を意識するかで社会の見え方が変わる」そんなメッセージを込めた企画です。

 

関口さんと川口糀店の川口さん

 

関口さんが暮らす緑区は、農地がたくさん残る場所でもあります。農のある風景の保全に尽力されている農家さん、しかも若い女性がこの地にいることを、この機会にぜひ広めたいとの願いから、緑区で江戸時代前から代々続くという農家・佐藤家の後継ぎとなった佐藤愛美(まみ)さんにも協力を依頼しました。

 

佐藤農園野彩家(やさいや)直売所にて、佐藤愛美さんと関口さん

 

 

川口糀店の甘酒と、佐藤さんの農産物で生み出す「甘酒スムージー」を飲みながら、発酵に携わる視点から地域を考えたいというワークショップ。地域に根を下ろして活動を広げる関口さんだからこその企画です!

 

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子ども歓迎! 十日市場・佐藤農園野彩家(やさいや)の野菜を使ったぎょうざでビンゴ!〜食べるって大切〜

 

企画者:竹澤寛子(会社員、2児の母)

開催時間:11:00~11:45、12:00〜12:45

 

「小学校1年生の息子は、食が細くて。でも、野彩家さんの野菜や横浜産のお米”はるみ”を買ってみたら、おいしいってたくさん食べるんです」と話すのは、育休中の会社員・竹澤さんです。今回は子どもや自分と同じ子育て中の親御さんたちに「質のよい野菜やお米はこんなにおいしく、身近なところで手にはいる」ということを伝えたいと、ぎょうざの中身をあてるビンゴゲーム形式のプログラムを考案しました。食材は、前出の緑区・十日市場エリアの佐藤農園野彩家・佐藤克徳さんに提供をお願いしました。

 

佐藤農園に里芋の収穫体験に参加した竹澤さん。お手伝いのおじさま方と、佐藤克徳さん(一番右)と

 

克徳さんは、前出の佐藤愛美さんのお父様。地域の農を継承することに尽力しており、地域の小学校の稲づくり授業にも長年関わっており、「若い世代には質のよい食生活を」という気持ちが竹澤さんと相通じました!

 

当日のぎょうざは、前出の「753カフェ」(緑区)の辻一毅シェフが調理してくださり、中身は旬の野菜やお米を予定しているということで、一体どんな味わいになるのでしょう?!

 

また、当日は竹澤さんより、佐藤さんの農園ではどのように野菜や米がつくられているのかの紹介もあります。地域への想いあふれる人の手が生み出す地域産の農産物を子どもにも親御さんにも知ってもらいたい…次世代へ想いがつまった楽しいプログラムです!

 

※当日は、大人子ども問わず、お申し込み1名あたり3種類のぎょうざを食べていただけます。

 

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小山晃一さん(港北区)を囲んで聞く 小松菜ストーリーを感動の小松菜丼とともに

 

企画者:池田美智恵(会社員、マルシェボランティア/はまふぅどコンシェルジュ)&山本久美子(アルバイト)

開催時間:12:00〜12:45

 

実は横浜市は全国1位の小松菜の生産地だった(平成18年度、農林水産省野菜生産出荷統計より)、ということを知ってとても驚いたと話すのは企画者の池田さん。小松菜を生で味わう「小松菜丼」に巡りあい、その驚きが感動に変わったのだというご自身の経験を、講座中の発表で目を輝かせながら語ってくれました。

 

「小松菜っておいしい!小松菜は生で食べられる!」この感動を広める企画を作りたいと考え、今回は山本久美子さんと一緒に小松菜農家の小山晃一さんを訪ね、小松菜のよさやおいしさを味わってもらえるプログラムを熟考しました。

 

営業マンから農家へと華麗なる転身を遂げた港北区の小山さんと、企画者の池田さん&山本さん。ビニールハウスの中で可愛らしく並んでいる小松菜の双葉の姿に、企画者の2人は感動!

 

当日は農家の小山さん、小松菜丼考案の料理人・椿直樹さん、池田さんと同じはまふぅどコンシェルジュで間引きした青みかんからドレッシングづくりを手がける「アマンダリーナ」の奥井奈都美さんも企画に参加。横浜の小松菜をこれ以上なく堪能できるプログラムになりました!

 

申し込みはこちら


以下はお申し込み不要、ご自由に来場いただき、楽しんでいただける企画です。

 

展示 横浜市の地産地消まるわかりガイド 〜今日はなにを食べよ!?〜

企画者:山本久美子&宮内愛子(主婦、食育インストラクターめざしてます!)

 

山本さん(左)と、宮内さん(右)

 

横浜市に住み始めて2年、これから横浜の食を知り広める立場になっていきたいと考える宮内さんと、森ノオトのイベントを始めとする活動に参加している山本さんは、地産地消初心者さんに向け展示を行います。

 

「横浜市の地産地消ってどんなもの?」をわかりやすくまとめた展示のほか、地産地消の農産物を購入できるスポットのマップなども配布しています。

申し込み不要、ご自由にご覧いただけますのでぜひお立ち寄りくださいね!


物販あり!

「コマデリ」の地産地消お弁当、「はまキッチン」よりハイランドケーキのお菓子、「アマンダリーナ」の青みかんドレッシングほか、プログラムに登場する生産者さんからの農産物を販売します!地産地消のお土産にどうぞ!

 

Information

「横浜の地産地消を未来につなぐ連続セミナー+文化祭」は、平成30年度横浜市経済局消費生活協働促進事業の助成を受けた事業です。

「横浜の地産地消と出会い、未来につなぐ文化祭」:主催/NPO法人森ノオト(事務局) 共催/男女共同参画センター横浜北 後援/横浜市環境創造局

参加費:1プログラムごと 大人1000円、小学生以下500円、未就学児無料(保護者同伴)

申し込み期間:2019年2月16日(土)まで

会場:アートフォーラムあざみ野 3F生活工房・会議室1〜3

(横浜市青葉区あざみ野南1-17-3)

横浜市営地下鉄線・東急田園都市線 あざみ野駅下車 徒歩5分

 

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この記事を書いた人
松園智美ライター
まちづくりの専門誌、自然派住宅雑誌の編集部を経てフリーの編集&ライター業に。新潟の米どころ長岡市出身、今は港北ニュータウンの団地に暮らす3児の母。子らの育つこのエリアのことをもっと知って楽しみたいです。レイアウトやイラストのお仕事も好き。
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