![稲の除草は、田植え後2週間以内に行う「初期除草」が肝心です。](/mori/wp-content/uploads/2017/04/100612babygang.jpg)
この日は、下から3枚目の田んぼの代かきと、上から2枚目の田んぼの除草をしました。
最近では参加者も増え、作業にも慣れてきて、代かき班、草取り班というように、手分けして作業ができるように。
土にふれる楽しさに魅せられた家族が、皆、自分たちが来られる範囲で参加しています。
今まで見ず知らずの他人同士だった人たちが、豊かな自然の中で一緒に汗をかき、一つになる。
「幸せだなあ……」と、木村さんがつぶやいていました。
共同体。コモンズ。
その言葉の意味を知るのは、もうしばらく先かもしれませんが。
稲の回りには、コナギという草がふわふわまとわりついています。
これを「コチョコチョ」とくすぐるようにかき混ぜると、水草のように水面に浮いてきます。
このタイミングを逃してしまうと、雑草の根っこが稲にからまりついて、草取りしづらくなるばかりでなく、稲の成長を妨げてしまいます。
![代かき初体験の会員が、聞きました。](https://morinooto.jp/mori/wp-content/uploads/2017/04/100612ksuatori.jpg)
代かき初体験の会員が、聞きました。
稲の種は苗代で成長して苗になります。しかしそこから米が成るためには、30センチ四方の間隔が必要で、大きな田んぼに移植しなければなりません。
そのため、苗取りをしなければならないのですが、一度根を伸ばした苗をとる際、根が切れたりして、少し弱ってしまいます。
「稲が引っ越しする田んぼの土が固いままだと、まだ弱い根がしっかり土に張るのが難しい。だから、固い土をとろとろにやわらかくしてあげなければ」
と、木村さん。
ともかく上から15cmくらいの深さまでをやわらかくするのがコツ、とのことで、皆、一生懸命土を掻いていました。
![代かき後の田んぼは稲が成長する大事なベッドなので、むやみに立ち入ることは控えなければなりません。](https://morinooto.jp/mori/wp-content/uploads/2017/04/100612babyshirokaki.jpg)
代かき後の田んぼは稲が成長する大事なベッドなので、むやみに立ち入ることは控えなければなりません。
代かき前の田んぼは、子どもたちが泥んこになって遊べる最後のチャンス!
「子どもたち、田んぼに入って土をかき回してね」
大人たちが声をかけ、おそるおそる田んぼに入る赤ちゃん、子どもたち。
初めての泥の感触は、どんな風に体に刻まれるのでしょうか。
![さあ、いよいよ代かきした田んぼに田植えをします。](https://morinooto.jp/mori/wp-content/uploads/2017/04/100612taue.jpg)
さあ、いよいよ代かきした田んぼに田植えをします。
まっすぐ、等間隔に植えるためには、皆で息を合わせる必要があります。
これがまた、気持ちいいの何のって!
![田んぼで出会った子どもたち、もう、すっかり仲良しです。](https://morinooto.jp/mori/wp-content/uploads/2017/04/100612kids.jpg)
田んぼで出会った子どもたち、もう、すっかり仲良しです。
みんなで虫を探したり、桑の実を食べたり、野いちごを摘んだり。
自然の恵みがここにはたくさんあります。
![Avatar photo](/mori/wp-content/uploads/2017/04/01_kitahara-100x100.jpg)
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