田んぼガールコレクション2014! 田植えファッション決定版!?
いま、森ノオトエリアでは田起こし、代かきなど、田んぼの準備真っ盛り! 今週末くらいから田植えが始まってきます。たまプラーザからクルマで15分ほどの保木エリアにある「尾作谷戸」では、今年、新しい田んぼを開墾中。田んぼガールのファッションチェックをしちゃいました。

40年以上休耕地だった元・田んぼで「田植えをしよう!」と奮闘するメンバー。5月上旬、初めて鍬を入れ生い茂るヨシを抜いた

 

「今週末、どうする?」

「田んぼじゃん!」

たまプラーザ・あざみ野からクルマで15分ほど保木エリアにある「尾作谷戸」では、4年前ほど前から地主さんに休耕地を借り、田んぼを開墾して稲作を楽しむ若者がちらほら集まっています。20代〜30代の若者が比較的多く、集まる女子はおしゃれさんが多いのです。彼女たちの田んぼファッションがとても可愛い! 初めての田植え体験の人にも参考になるかも!? ……と思い、田植えシーズン直前の「田んぼガールコレクション2014」をお届けします。

昨年の秋から田んぼに通うようになったクロダヒトミさん。開墾は初めて

 

クロダヒトミさんは多摩区の自宅から自転車で田んぼに通ってきています。この日のファッションのポイントはずばり「UV対策です」。山歩き用のトレッキングタイツに動きやすいハーフパンツを合わせ、薄手のシャツを羽織りました。アウトドア用の帽子はツバが広く、色白のクロダさんの肌を守ります。足元は日本野鳥の会プロデュースの「バードウォッチング長靴」。とても可愛い!

「クリップゴムがあって折り畳めるのでパッカブル。田んぼに入っても脱げないし、重宝しています」(クロダさん)

山下理恵さんは森ノオトでも紹介した鷺沼・アンダーマウンテンの常連でもあるメンバーに声をかけられ、参加するように

 

昨年秋から田んぼに通い始め、今では自宅で苗を育てるほど田んぼに熱中している山下理恵さん。この日はストレッチ素材のピンクのパンツを田靴の中に入れ、トップスはタンクトップ+麻素材のシャツというさわやかなスタイル。帽子はアウトドア用。ひも付きなので脱げても泥の中に落ちないのがポイントです。

「シャツは汚れてもいいよう田んぼ専用にしています。麻素材だから通気性もいいし、長袖でも風を通して涼しいんです」(山下さん)

スタイリストのミスミノリコさんは雑誌にもよく登場するオシャレガール。田んぼ歴3年目

 

たまプラーザ在住のミスミノリコさんは、徒歩で田んぼに通勤。地域のファッションリーダー的存在でもあり、オシャレな着こなしは田んぼでもキラリと光ります。そんなミスミさんも足元は田んぼガール必携の田靴「大地」!

「大地はいいですね。どんなに泥でズブズブの田んぼでも脱げないし、地下足袋と違って靴の中が汚れないから、家に帰ってからの手入れもラクです。でも、そろそろ濡れてもいいから、地下足袋で田んぼに入りたい気も」(ミスミさん)

これから暑くなるとゴム製の田靴はムレやすくなるという難点も。泥の感触を味わうなら地下足袋が最適で、どんなに洗濯が大変でも「やっぱり自分は地下足袋!」という愛用者もいます。

ミスミさんは古くなった普段着を田んぼ用に着回しています。この日、ボトムスを厚手のパンツにして正解! とミスミさん。尾作谷戸は竹やぶを分け入る立地なので、時に擦り傷をつくることもあるのですが、「厚手のパンツだったからかすり傷で済みました」。トップスはタンガリーシャツで麻素材のハットを合わせてカジュアルにまとめました。

武重茜さんは4歳のやんちゃボーイのお母さん。時に息子さんと一緒に泥まみれになりながら田んぼライフを満喫している

 

美容師でもある武重茜さんは、尾作谷戸のキュートな看板娘です。茜さんのアースコンシャスなファッションも注目の的。ミスミさんも愛用しているラバー素材の軍手は、開墾で草を抜くなどの力仕事に必須です。「ラバー軍手は手にマメができにくいし、力が入りやすいんです」と茜さん。

麻素材のアジアンテイストパンツは股下が低く、泥がつかないかちょっと心配ですが、「泥だらけになっても家でガシガシ洗えるから大丈夫!」と頼もしいお言葉。時に息子さんに「ママの方が泥だらけだよー」と言われながら返す茜さんの笑顔に、みんなメロメロです!

田んぼ初心者の大川真緒さん。4歳の息子さんと一緒に今年から参加

 

武重茜さんの友人、大川真緒さんはすっきりしたスキニータイプの黒いパンツに、白いボーダーシャツ、このまま都内にも出かけられそうな清楚な出で立ちで現れました。あれ? このまま田んぼに入るの? と思ったら、茜さんが用意していた真っ赤な田靴に履き替え、シャツを羽織り、しっかり全身泥だらけになっていました。

「田んぼ専用のスキニーパンツで、田靴をスポッとはけるようにしています。汚してもよいシャツを羽織れば、中は汚れないし、帰る時は脱げばいいから」(大川さん)

結局この日は最後まで開墾を満喫していた大川さん。キラキラした日差しにとびっきりの笑顔が映えていました。

キタハラは田んぼ7年目。田植え稲刈り収穫祭といったメインイベントだけに参加のちゃっかり者です

 

ここでわたくし・キタハラも登場。今回は見学のみで田んぼには入っていませんが、尾作谷戸は畦を歩くだけで泥にはまることもあるので、いつでも臨戦態勢、泥んこになってもいい服装で参加しています。

トップスは日焼けと虫除け対策のために長袖で。通気性がよいドルマンスリーブのシャツを愛用しています。首にはメイド・イン・アースのオーガニックコットンのマフラーをまいて、意外と焼けやすい首の裏をカバー。田靴はベルトでしばれるタイプで脱げにくいものを愛用。レギンス+コーデュロイ生地のショートスカートの組み合わせで女子っぽくしています。

ちなみにムスメは長袖半ズボン。サッカー用のソックスで田んぼに入り、全身泥まみれになって抱きついてくることもあります。見学組も泥対策は必須!

ヨシの根っこだらけだった田んぼも、みんなのがんばりできれいになり、開墾3週目にして田植えも夢ではないくらいに田んぼらしくなってきた

 

……さて、田んぼでファッションを楽しんだ後、家に帰って待っている現実は泥だらけになった衣類のお洗濯。これは誰も代わってくれません。尾作谷戸は水道もトイレも着替え場もないので、それぞれポリタンクやペットボトルに水を持ってきて、最低限の泥を落として持ち帰り、自宅で洗います。

バケツにお湯を張って、ブラシでゴシゴシ泥を落とし、濁りが少なくなってきたところで洗濯機に入れてお洗濯。我が家では田んぼ後の洗濯物は2回洗っていますが、「この服は田んぼ専用」と割り切って1回だけ洗濯機を回す家庭の方が多いようです。

田んぼガールコレクション2014、参考になりましたでしょうか? 来年はまた別のフィールドで、田んぼガールのファッションアイテムを特集したい! ともくろむキタハラでした。

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この記事を書いた人
北原まどか理事長/ローカルメディアデザイン事業部マネージャー/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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