現在、森ノオトの編集部メンバーは36名います。引っ越したり、卒業したメンバーも含めると、今まで50人以上が森ノオトライターとして活躍してきました。みんな、「ライター養成講座」を受講して参加しています。その多くは現役の子育てママさんで、職業ライター経験者は5名。森ノオトに関わって初めて「ライター」という肩書きを持った、という人がほとんどです。もともとは、料理家のアシスタント、学校の先生、デザイナー、管理栄養士や企業勤め、建築関係、アーティストにアナウンサーに美容師に主婦に……と、キャリアも経験も様々です。たまたま横浜市青葉区や都筑区、東急田園都市線近くに住んでいて、たまたまそこに森ノオトがあって、ちょっとミーハーで「メディア」に興味・関心があるメンバーが集まって、「地域」×「生活」×「エコ」をテーマに取材・執筆の活動をしています。
メディアに関わる醍醐味は、「取材」を通して、憧れの人にインタビューできたり、お気に入りのお店の人にじっくり話を聞いたり、様々な経験を積むことにあります。一方で、森ノオトに参加していることの意義を、「普段の生活ではなかなか出会えない、共通の興味関心がある人と仲良くなれること」と、コミュニティの魅力だと答えてくれるメンバーもいます。
森ノオトの編集部メンバーには、いくつか共通するキーワードがあります。
「食」に関していえば、食いしん坊。
本当にいい食材が何かを知っていて、手をかけすぎない調理ができます。
新鮮な、採れたてのものを手に入れるすべを持っています。
お気に入りの農家さんや生産者が何人もいます。
みんなで集まってワイワイ持ち寄りパーティーをするのも好きです。
「衣」については、おしゃれさんが多いですね。
ブランドものの高い服よりも、ていねいにつくられたものを好みます。
コットンやリネンなど、ナチュラルな素材が似合います。
アクセサリーは友人がつくっていたり、小物もお気に入りの作家がいたりして。
カゴなどの手仕事のカバンも大好物です。
「住」は、自分でつくる、整える楽しみを知っています。
時には電動工具を持って棚をDIYしたり、
仲間を集めて壁を塗ったり、
節分やひな祭り、夏越の祓えなど、季節の行事を大切にします。
そして、「子育て」に関しては、欲張りです。
英才教育にはあまり興味はないけれど、
自然の中で全身を使って遊べる環境を求めて、孟母三遷します。
赤ちゃんを抱えて西へ東へ走り回り動き回り、
子育ても、自分のやりたいことも、諦めません。
……こんな風に書いてしまうと、いかにも「ていねいな暮らし」「パワフルなママ」というステレオタイプの女性が浮かぶかもしれません。全員がすべてに当てはまるわけではないけれど、なんとなく「森ノオトっぽい」女性のイメージって、ありますよね。
でも、一人ひとりとじっくり向き合って話すと、全然そんな「枠」には当てはまらなくて、カッコ悪いところも、情けないことも、うまくいかないこともいっぱいあって、そんな等身大の女性として、それぞれを尊敬し合える関係が、自然に成り立っているのが、森ノオトらしさ、なのかもしれません。
森ノオトに関わると、いったい何が起こるのでしょう?
あるメンバーは、料理のレシピ記事が好評で、それを読んだ行政の方から、料理講座を開いてほしいと声がかかり、料理講座の顔として活躍しています。
また、別のメンバーは、もともと建築関係の仕事をしていて、下の子が保育園に入ったのを機に、森ノオトと関わりのある工務店の広報担当として働くことになりました。森ノオトがきっかけで、地域で働き口を見つけ、フルタイムではないけれども、自分のスキルを生かして子育ても犠牲にせずに働ける環境を見つけている仲間は、ほかにもいます。
ライターとして活躍しているメンバーは、Welcomeあおば子育てツアーのガイドとして、新米&転入ママさんに対してイキイキと街を案内してくれています。
裁縫が得意なメンバーは、森ノオト発の布小物ブランド「AppliQué」のスタッフとして森ノオトで働くようになりました。
メディアを仕事にしていたメンバーはそのまま事務局スタッフとして、ハードワーカーとして働いています。
取材で出会った人と「ものづくり」のワークショップを企画してコーディネーターとして動いたり。イベントを企画して集客のためにチラシ配りを頑張ったり……。
なかには、森ノオトのある青葉区に引っ越してきたメンバーも!
そんな風に、「子育て中だからこそ、地域で働く、地域とつながる」が可能になります。
「働く」を選択しなくても、刺激し合える仲間と出会えて、充実した日々を送ったり、あるいは締め切りまでに原稿を仕上げる苦しみと向かい合いながら、働いていた日々の緊張感を思い出したり、ちょっとした「ママの部活動」が、「ママではない本来の自分」を取り戻すことにつながっています。
何より、自分の動きが、地域を、社会を、未来をよくすることにちょっとだけ貢献しているーーそんな、「やりがい」を感じてもらえること、間違いなしです。
森ノオトは、NPOなので、活動の何かしらが「社会課題を解決する」ことにつながっている、というのが大きな特徴です。
森ノオトの設立趣旨は、地球環境問題を、日々の生活、地域から解決していきたい……そのための、生活者の行動や選択肢の一つに「未来のために」という基準を伝えていきたい、という思いがあります。
ですので、編集方針は、「エコに少しでもつながるか」「地域を、社会を、未来をよくすることにつながるか」という切り口を持てるかどうか、になります。
「私なんて……」と思わなくても大丈夫。誰にも、そういう未来を見据える「目」はあります。編集部・事務局のスタッフが寄り添って、サポートします。
「森ノオト、ちょっと気になるんだよね……」
「森ノオトにいる人たちと、仲良くなってみたいな」
「森ノオトで何か企画してみたい」
「森ノオトをきっかけに、憧れのあの人に会ってみたい!」
ともかく好奇心旺盛! そんなあなたを、お待ちしています。
森ノオト編集部ライター養成講座2018
講師は森ノオト理事長・編集長の北原まどかと、事務局長の梅原昭子、宇都宮南海子が務めます!
第1回:1月16日(火)10:30 – 12:30
「森ノオトのことを知ろう」
- チェックイン
- 森ノオトってどんな団体なの?
- NPOってどんな組織なの?
- 森ノオトのライターになると何が起こるの?
・ワークショップ:「好き」と「スキル」を棚卸しして、仲間と共有しよう
第2回:1月30日(火)10:30 – 12:30
「やわらかエコロジー講座」
- 2050年を生きる子どもの未来、環境はどうなる?
・我が家のエネルギーと仲良くなろう
・ワークショップ「我が家のエネルギーについて知り、話そう」
※この日はご家庭の電気料金表をお持ちください
第3回:2月6日(火)10:30 – 12:30
「取材スキル入門」
- 取材は社会と関わる一歩!
- 取材アポイントの取り方
- 伝わる文章を書くための予習ポイント
- 取材パターン別撮影ポイント
- ワークショップ:取材ネタを持ち寄ろう
- ワークショップ:取材依頼書を書いてみよう
- 宿題:実際に取材のアポイントメントをとってみよう
第4回:2月20日(火)10:30 – 12:30
「森ノオト流・文章の組み立て方」
- このメモがあれば大丈夫?のメモ術
- 伝えたいことを「一つ」に絞り込もう
- 「主観」と「客観」のバランスのとりかた
- 語彙を増やすための脳みそ筋トレ
- ワークショップ:ペアインタビューをしてみよう
- 宿題:ペアインタビューを文章にしよう
第5回:3月6日(火)10:30 – 12:30
「編集の視点で文章を読み直そう」
- ワークショップ:みんなの記事を「批判」しよう
- 著作権とエビデンス(科学的根拠)について
- 取材時のリスク管理について
- 宿題:実際に取材したことを記事にしよう
第6回:3月20日(火)10:30 – 12:30
「森ノオトの編集会議を体験しよう!」
- 森ノオトの過去記事を読んで、面白かった記事について語り合おう
- ワークショップ「自分が今後、取材してみたいお店や活動を発表しよう!」
<参加対象者>
・森ノオトの読者
・25歳から40歳くらいまでの女性
・Facebookを使える方
- 生後1歳6カ月までのお子様連れの参加も可能です。ただし、保育はありません。集中して学びたい方、また1歳6カ月以上のお子様がいる方は、お近くの一時預かり施設での託児をご検討ください。
受講料:18,000円(全6回)
募集人数:10名
- ネットワークビジネスや新興宗教の勧誘を目的としたご参加はご遠慮ください。当該行為が見受けられた場合は、その後の受講、ならびに今後の森ノオトの活動への参加をお断りさせていただく場合があります。
- 本講座は、森ノオトのライターになるための養成講座です。ご自身の活動や団体の発信力を高めることを目的にしている方は、2018年度も6月以降に「発信力UP講座」シリーズを開催しますので、そちらへのご参加を検討ください。
- 写真講座については、森ノオト主催で「伝わる写真講座」を同じく2018年1〜3月に開催します。別途こちらへのご参加をご検討ください。
会場:WISE Living Lab.共創スペース
(住所:神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-23)
東急田園都市線「たまプラーザ」駅徒歩7分
主催:特定非営利活動法人森ノオト
TEL 045-532-6941
E-mail event@morinooto.jp
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