森ノオトでは今年度、35人のライターが活動しています。そのうちの多くは、プロではなく、森ノオトで初めてライターとして取材するようになり、年に数本記事を書くうちに、どんどん腕を上げて、編集する私たちが読んでうなるほどに腕を上げた人も。
森ノオトで大切にしているのは、「森ノオトらしさ」と「その人らしさ」を記事できちんと伝えること。「森ノオトらしさ」とは、その記事が森ノオトの目指す社会につながっているか(団体のビジョンでもある「地域や自然と調和した社会と、その担い手を育てる」こと)。そして、読者がその記事を読んで「行ってみたい、会ってみたい、やってみたい」と、「一歩を踏み出すきっかけ」になるかどうかを考えて編集しています。
「その人らしさ」については、ライター自身が書く意味を掘り下げ、その人の主観や体験が記事に織り込まれることで、等身大の言葉になり、手ざわり感をもって読者に伝わっていきます。「(自分が本当に)思ったことを書いている?」を編集者が問いかけ、正直な記事になるように、ライターとの対話を重ねながら記事を編集していきます。
もちろん、事実確認や表記統一、事実と意見を分けること、伝えたいメッセージが明瞭な文章構成を問い直すなど、いわゆる「編集作業」もしていますが、森ノオトの編集ではそれ以上に「森ノオトらしさ」「その人らしさ」を考える編集を、手間と時間をかけて行っているのです。
昨年、現編集長の梶田亜由美がライターに呼びかけてつくった「森ノオトのレシピ帖」。そこに、森ノオトの「編集」のエッセンスが詰まっています。
第2回森ノオトメディアおはなし会では、今年度で特に印象に残っている3本の記事を題材にして、その記事が編集を経てどう変わっていったのかを、編集長の梶田亜由美が解説します。
紹介する記事はこちらの3本です。
ライターが取材して書いた第1稿は、その人の思いや、相手の語った言葉が詰まっていて、エネルギーにあふれているけれども、情報が多すぎて交通整理が必要なこともあります。また、取材者はわかっていても、読み手には伝わりづらい表現がある場合も。編集者の客観的な視点でのアドバイスによって、取材相手の言葉への理解が深まったり、記事で伝えたいことに気づくこともあります。第2回森ノオトメディア相談会」ではそうしたポイント一つひとつを、実際の記事を例に、お伝えしていきます。
ライターを仕事にしている方、市民ライター活動をしている方、原稿を編集する立場にある方、森ノオトの読者で森ノオトの記事の舞台裏を知りたい方……どなたでも歓迎です。
2022年度のライター養成講座についてもお伝えする予定ですので、「森ノオトのライターをやってみたい!」という方はこの機会をお見逃しなく!
第2回森ノオトメディアおはなし会(オンライン)
日時:11月18日(木)12:00-13:00(アーカイブ視聴あり)
参加費:1,000円(森ノオトサポーターは無料)
出演:梶田亜由美(森ノオト編集長)
*アーカイブ視聴はこちらからお申し込みください。
https://forms.gle/WDvLSPFUoHpTBxMF6
(お申し込みの方に参加URLをご案内します)
生活マガジン
「森ノオト」
月額500円の寄付で、
あなたのローカルライフが豊かになる
森のなかま募集中!