送迎はひとりでがんばらなくていい。子育て送迎シェアアプリ「タクアス」を利用してみました!
子育ての共助を目指す子育てタクシー送迎シェアアプリ「タクアス」。知り合いの親子が、アプリを使って、子どもたちの送迎をシェアして助け合う配車予約のサービスです。横浜市青葉区内で実際にタクアスを利用した方の、それぞれのストーリーを取材してきました。

私の住む横浜市青葉区で10月からテストサービスが始まった、子育て送迎シェアアプリ「タクアス」(株式会社オージス総研開発)。現在、青葉区のほかに港北区と鶴見区でも展開中です。 

 

新しくリリースされる便利なアプリやサービスを、まず使ってみたくなる私は興味津々です。でも、こんな疑問も。 

 

送迎をシェアするってどういうこと? 

どんな場面で使えるんだろう? 

誰とシェアするといいのだろう? 

 

そんな疑問に答えるべく、青葉区内で募った3組のモニター利用者の実際の利用シーンを取材してきました! 

 

 

「子どもはもちろん、親同士の関係性が近くなった」 

<送迎シェアの場合(1)ー保育園の降園で利用> 

 

Sさんは、保育園に通う年長の息子さんと年少の娘さんの2人の子育て中で、ご夫婦ともに在宅でのお仕事をしています。運転免許を持っておらず、子どもたちの保育園への送迎は、普段は夫が運転する車に同乗するか自転車で、雨の日はバスを利用して送迎することも。そんなSさんは同じ保育園に通う、お向かいに住むYさんを誘ってタクアスを利用してみました。LINEでやりとりをしながら、利用予定日の2日前に予約完了!当日はタクシーが指定の場所まで来てくれるのを待つだけです。 

予約時に配車する場所の指定を入力する欄があるので、駐車に配慮しなければいけない園でも安心。子どもたちは「タクシー来たっ!」と大喜びで乗り込む。同じ時間帯に帰る子どもたちからは羨望の眼差しを受けていたそう

 
「子どもたちは普段乗ったことのないタクシーに乗れるという非日常的なイベントが、とても楽しそうでした」とSさん。今回はお迎えを担当し、自分の息子さんと娘さん、そしてYさんの娘さんをタクシーに乗せて帰ってきました。この日はYさんの仕事が終わる時間が少し遅くなることがあらかじめ分かっていたので、そのまま自宅で1時間ほど子どもたちを遊ばせたのだそう。 

 

在宅での仕事を終えて、お向かいのSさん宅にお迎えに行ったYさんは、「普段、お迎えに往復30分はかかるので、連れて帰ってきてもらい、夕方のバタつく時間にとても助かりました。娘も朝からワクワクしていて、帰って来てからもご機嫌でした」と子どもたちにも特別な日になったようです。 

 

Yさんはというと、普段は自転車での送迎が基本。雨の日や荷物が多い日は自営業の夫が仕事用の車を使って送迎を担当するけど、どうしても都合がつかないことも。万が一のためにカーシェアも登録したはいいけど、今のところ利用できる車のある場所が遠くて利用は現実的ではなく、夫婦どちらかがどうにかして送迎する以外の選択肢はこれまでになかったそう。「特に忙しい日の送迎って、子どもは悪くないのに時間に追われてついイライラしてしまって、夫にもあたってしまったり(笑)。そんな時にだれかに送迎を気軽にお願いできたら、少し心に余裕が生まれるだろうなと思いました」と話してくれました。 

 

SさんとYさん、これまで挨拶や立ち話をする仲ではありましたが、送迎時間帯がちょっと違うこともあり、送迎を依頼しあう、というのはやったことがありませんでした。「タクアスを使ったことがきっかけになって、子どもたちはとっても楽しそうだし、親同士もいつもより距離が縮まったり、より話しやすくなったように思います」と関係性の変化についてもSさんは感じたそうです。 

 

 

「今日はタクシー乗るよ!」は準備タイムの魔法の言葉 

<同乗送迎の場合ー幼稚園への登園で利用> 

 

「雨の日は1日のスタートからまいていかないと、子どもたちの登園時間に間に合わないので、普段から天気予報とにらめっこです」と話すのは、中学生・小学生・幼稚園児と3人のお子さんを育てているNさん。非常勤で週2日ほど都内へ電車を使って通勤しています。一番下の息子さんの幼稚園への送迎が、1日の流れを左右するポイント。自宅から駅近の幼稚園までは約2kmで、普段は自転車で送迎していますが、雨の日は夫が運転する車で行くか、バスを利用して駅で降りて、幼稚園まで子どもを連れて歩いて登園しています。冒頭のコメントのように、バス待ちの時間などを考慮して、雨の日はいつもより倍近く時間がかかるので、毎回準備に焦ってしまうそう。 

 

ママ友のKさんは普段は幼稚園まで自転車で送迎をしていますが、雨の日は車で登園、それから駅前のコインパーキングを利用して、電車で通勤することも…

そんなNさんは、近所に住む同じ幼稚園のママ友のKさんを誘って、一緒に登園するパターンでタクアスを利用してみました。日程を合わせたり、アプリを使って予約が成立するのかドキドキしながら、利用日の朝を迎えました。 

 

いつも準備がなかなか進まないという息子さんも、「今日はタクシー乗るよ!」の声かけで、自分でさっと準備をしていたそう。同乗したKさんのお子さんも、乗車予定の30分前から自宅前で待機していたほどのワクワクぶりが微笑ましいですね。仲良く乗り合って登園した子どもたちは、終始ニコニコで元気に登園して行きました。 

 

「天気予報で雨の可能性が高い日は、あらかじめ誘い合って、一緒に登園と通勤ができたら、大人同士ももっといろんな話ができるようになるかな」と今後の利用イメージをふくらませていたNさん。憂鬱だった天気予報の雨マークが、今後は楽しみになるかもしれませんね。  

LINEの「タクアス通知」アカウントからリマインドやお知らせが届く。私も何度か利用してみて、最初は「ちゃんと予約が取れているのかな…?」と不安になったものの、複数回利用すると操作も慣れてきました

「だれかにお迎えをお願いしたい時の“選択肢”が増えた」 

 <送迎シェアの場合(2)ー習い事のお迎えに利用> 

 

最後は私。小学3年生の息子と保育園に通う年中の娘の2児の子育て中です。わが家は保育園までの距離が徒歩で5分以内の距離にあることや、コロナ以降は会社員の夫がフルリモートワークになったこともあって、夫婦で保育園の送迎を分担することができるようになり、以前に比べてずいぶん楽になりました。一方で、小学生の息子の習い事の送迎は、分刻みのスケジュールで毎度間に合うかヒヤヒヤしながら調整しています。送った後は、お迎えまでの数時間の間に、車で移動してまた職場に戻ったり、その間にスーパーでの買い出しを済ませたり、下の娘のお迎えをどうするか調整したり…ついつい用事を詰め込みすぎて、お迎え予定時間をすぎてしまうことも。きっと、習い事送迎あるあるですよね。 

 

そこで、同じ習い事に息子さんを通わせているMさんを誘って、タクアスを利用してみることにしました。小学4年生と年長の兄弟を育てるMさんは私から見ても、いつも送迎が大変そうという印象です。というのも、下のお子さんの通う保育園までは自宅から片道6kmほど。自家用車がなく、普段は自転車で家と保育園を往復して、それから出勤。時間のない日や雨の日は、自宅近くのカーシェアを利用しているそう。「運転に自信がなくて、自分の体調が悪い日などは不安も大きいので、タクシーを使うこともあります」と話すMさん。下の子の保育園へのお迎え後に向かう、上の子の習い事のお迎えは、“なんとかたどり着く”という表現が大げさではないほど。 

息子とMさんの長男くん、習い事の先生にも「タクシーで帰るんだよ」と自慢気に話していたそう。Mさんの長男くんと私は普段から顔を合わせているので、私も息子さんも安心して一緒に乗ることができた

今回、私が送迎を担当するというパターンで、習い事終わりに、私の息子とMさんの息子さんと一緒にタクシーで帰りました。普段から仲良しの息子たちは、「一緒に帰れるー!」と大はしゃぎ。タクシーに乗り込んだら、普段乗り慣れないタクシーに少し緊張したのか、黙ってしまった二人に思わず笑ってしまいましたが…。Mさんの自宅前に到着すると、Mさんと下の子が笑顔で玄関前で待っていました。私はというと、スーパーで買い出した荷物と仕事用のパンパンに詰まったリュックが重かったので、自宅前で下ろしてくれるタクシーに「なんて快適!」と驚きました。 

 

後日、Mさんに詳しく感想を聞いてみました。 

「これまで子どもの送迎生活が8年。ピンチの時は何度もあって、なんとしてでも自分がお迎えに行かないといけないっていうプレッシャーがいつもあります。タクアスは、だれかにお迎えをお願いしたい時の“選択肢”が増えたのかなと感じます。兄弟で2カ所にお迎えに行かなきゃいけないので、今回兄のお迎えをお願いできて、気持ちに余裕ができました」。 

 

Mさんの話を聞いて、日々続く送迎生活の中で、助け合える送迎仲間がいたら、どれだけ心強いだろう、と感じました。以前から大変そうだなと思っていたのに、もっと早く「一緒に連れて帰るよ!」と言えたらよかったな。そして、今後はもっと気軽に「今日は任せて!」「今日はお願い!」とお互いさまの送迎シェアで、Mさんと子育てを分かち合いたいなと思っています。 

  

* * * * 

 

3組のタクアス利用のエピソードはいかがでしたか?この記事を読んだ方の中にもきっと、「私にもそんな場面あるある!」「送迎でしんどそうなママ友の顔が思い浮かぶ」と共感している方もいるでしょう。「こんなふうに使えるかも」と利用したいシーンが思い浮かんだ方もいるかもしれません。 

 

だれにも頼らずに、あるいは夫婦だけで子どもを送迎するー。それって、がんばれば何とかできるかもしれないけど、それでもがんばり続けるのは、なかなかしんどいもの。送迎はひとりでがんばらなくていい。そう思える「送迎シェア」のカルチャーがここ横浜から広がっていくといいなと願って、森ノオトではタクアスを応援しています! 

これはタクアスを使った友人が送ってくれた写真。予約時にジュニアシートやチャイルドシートの個数も予約できて安心。運転手さんも乗る時にサポートしてくれたそう

アプリ登録時に、タクシー利用の際に使える1,000円分のクーポンがもらえます。また、お友だちを招待すると、さらに1,000円分のクーポン(紹介した人に付与。最大10名まで)がプラスされます。読者の皆さんもぜひ使ってみてくださいね。 

Information

<タクアス>

横浜市青葉区、港北区、鶴見区でテストサービス実施中! 

 ウェブアプリはこちらのウェブサイトから登録できます。 

https://www.takuasu.com/ 

この記事を書いた人
宇都宮南海子事務局長/ライター
元地域新聞記者。エコツーリズムの先進地域である沖縄本島のやんばるエリア出身で、総勢14人の大家族の中で育つ。田園風景が残る横浜市青葉区寺家町へ都会移住し、森ノオトの事務局スタッフとして主に編集部と子育て事業を担当。ワークショップデザイナー、2児の母。
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