森ノオトエリアにある、癒やしの森カフェ・農園レストラン[青葉区・都筑区・川崎市・町田市]を紹介します!
紅葉が深まる彩り豊かな季節になってきました。街と田園や里山が調和するこのエリアには、緑に囲まれた“森カフェ”や、農家さん直営の“農園レストラン”があちこちにあるので、お出かけしてみてはいかがでしょう? 5店のレポートと、過去に掲載した記事をまとめて紹介します。

行楽の秋。ハイキングや旅行も素敵ですが、森や農園のなかにあるカフェでゆっくり過ごすのにも良い時期になりました。

 

今年の夏から秋にかけて、4人の森ノオトメンバーがそれぞれ気になっていた森カフェ・農園レストランに行ってきました。感想と店舗情報をまとめましたので、参考にしてみてくださいね。

 

最初に紹介するのは、私が訪ねた町田市の美術館内にある喫茶店です。

 

 

町田市立国際版画美術館内 喫茶けやき 1号店[町田市原町田]

美術館内にある喫茶けやき。周囲は公園となっており、森に囲まれています

 JR/小田急線・町田駅から徒歩で15分のところにある喫茶けやきは、町田市の国際版画美術館内にある喫茶店です。美術館自体は芹ヶ谷公園内にあるので、一度に森と美術鑑賞とカフェが楽しめてしまいます。町田市の図書館や町田市民文学館「ことばらんど」にも店舗があり、私はよく図書館で利用していました。版画美術館内にある喫茶はその中の「1号店」で、11月の初めに行ってみました。

 

しっかりとした食事からデザート、ドリンクも豊富にある中から「特製ぜんざい」を注文。ほうじ茶付きで、甘いあんこの中に焼いたお餅が入っているので、お腹にも程よくたまり、軽食にはとても良いチョイスでした。しばらく経った後、やはりいつも図書館でいただいているホットコーヒーも欲しくなったので、追加で注文しました。程よく苦く、酸味もあるバランスのあるコーヒーが味わえます。

特製ぜんざいとコーヒー。座った席の正面には一面ガラス張りで、緑が感じられる風景。一足早く、クリスマスツリーも飾られています

店内はゆったりと落ち着ける雰囲気で、ゆっくりとした時間を過ごせました。

 

訪れたのは平日でしたが、ランチ時ということもあり、お昼の時間に近づいてくるごとに人が増えていく様子でした。芸術の秋、外出もしやすい季節ですので、美術館と一緒に訪問してはいかがでしょうか。

 

[information]

喫茶けやき 1号店

https://sites.google.com/site/amitymachida/

所在地 :東京都町田市原町田4-28-1

アクセス:JR横浜線「町田」駅より 徒歩15分

駐車場:国際版画美術館の第2駐車場(74台)を無料で使用可能

営業時間:火〜金10:30〜16:30、  土・日・祝祭日10:00〜16:30

休業:月曜日(祝日および振り替え休日にあたった場合はその翌日)12月28日~1月4日

電話:042-728-8062

 

国際版画美術館公式サイト

https://hanga-museum.jp/guide/tearoom

 

続いて川崎市。二つの農園レストランを紹介します。

 

 

農家レストラン Village SEDO(ヴィレッジセド)[川崎市下麻生]

季節折々の植物が楽しめる庭園と、隣接する畑が魅力(写真:山田麻子さん)

思わず「お屋敷」と表現したくなる、広々した齋藤農園内に建つおしゃれなレストラン。元は野菜や農具などを置く納屋だった建物を全面改装したという店内からは、一面のガラスごしに、奥行きある和風な庭園が眺められます。

 

敷地の隣には、さまざまな野菜や果物を有機栽培する畑があり、自園で採れた農作物を使ったランチやスイーツを提供しています。

 

森ノオトライターの山田麻子さんは、こちらでこの夏、野菜たっぷりのターメリックライス「カラフルプレート」を食べたそう。

 

「暑さ厳しい9月頭に夫と行きました。ワンプレートにもられた野菜料理が丁寧に作られている感じがして、これは何の味付けだろうと一品ずつしっかり味わいながらいただきました♪ 食べ終わってから、身体がキレイになった気がする!というくらいいろいろな野菜が食べられて大満足でした」との感想です。

目にも美しいカラフルプレートが看板メニュー(写真:森ノオト編集部)

ギャラリーコーナーでは、ハンドメイドの雑貨やお菓子の販売もあり、ほっこりと心が喜ぶような時間が過ごせるお店です。

 

[information]

Village SEDO ヴィレッジセド

https://village-sedo.com/

インスタグラム:https://www.instagram.com/villagesedo/

所在地:川崎市麻生区下麻生2-47-5

アクセス:

小田急バス・東急バス「下麻生」バス停から徒歩3分

東急バス・川崎市営バス「王禅寺口」バス停から徒歩7分

定休日:月・火・水、不定休有り

営業時間:11:00 〜16:00

(ランチタイム11:00 〜 L.O.14:30、カフェタイム14:30 〜 L.O.15:30)

駐車場: 10台程度

電話:070-8967-1167

※ 屋外テラス席はペット同伴可

 

 

農園レストラン la pousse(ラ・プース)[川崎市宮前区]

店名のla pousse(ラ・プース)は「新芽」という意味だそう(写真:塚原敬子さん)

東急田園都市線・たまプラーザから車で10分ほどの丘の上に建つ、オレンジ色の屋根が目印の一軒家レストラン。料理には、杉田農園や近隣の農家の朝採り新鮮野菜を使用。フランスや国内で料理の修行を積んだシェフの堀江敦司さんによる、素材の良さを楽しめる上質なカジュアルフレンチを楽しめるお店です。

 

森ノオト編集部でも「いつか行ってみたいね」と時折話題になっていたところ、森ノオトライターの塚原敬子さんが、職場の仲間とディナーに出かけたと聞き、感想を聞いてみました。

 

「おいしいお料理に加え、昼間はテーブル席から農園の景色、ディナーの時間の夕焼けも最高のロケーションです!料理は、口に入れるのがもったいないほどきれいなのに、あっという間に食べ終わっちゃう。一緒に行ったメンバーと即“おかわりしたい”と言い合いました」と敬子さん。これは、想像以上に素敵なお店のよう……。ぜひ皆さん、チェックしてみてくださいね。

素材の味を活かすフレンチが味わえます。「気軽にどうぞ」と堀江シェフ(写真:塚原敬子さん)

 

[information]

la pousse(ラ・プース)

https://sugita-nouen.biz/restaurant/

所在地 : 川崎市宮前区菅生6-36-13

アクセス:川崎市営バス「菅生車庫」バス停徒歩7分

たまプラーザ駅より車で10分弱 駐車場6台

営業時間:

ランチタイム 11:30~15:00(Lo14:00)
ディナータイム 18:00~21:30(Lo20:00)

定休:日曜夜・月曜日(月1回連休あり)

電話:044-400-1778

※ご予約はお電話のみ

 

杉田農園

https://sugita-nouen.biz/restaurant/

杉田農園での旬のお野菜収穫体験とレストランでのワンプレートランチ(お土産付き)のコラボイベントも不定期開催しており、お子さん連れに好評だそうで、そちらも気になります!

 

  

最後は横浜市へ。青葉区、都筑区からは、ハーブ園のカフェと公園内にある森のレストランのレポートをご紹介します。

 

緑山ハーブガーデンナチュラパス[青葉区奈良町]

「ここ本当に横浜市?」思わずそう言ってしまうほど自然が豊かなロケーション!メニューは自然素材を使ったものばかり(写真:松園智美さん)

山里の面影を残すエリアにある隠れ家的なハーブ園&カフェ。150種もあるというハーブを中心に、季節の野菜や花、果物を無農薬の自然農法で育てています。

 

この夏、森ノオトライターのチーム編集会議で、カフェを使わせていただきました。その時初めてナチュラパスを訪れた松園智美さんからの、興奮冷めやらぬ紹介コメントはこちらです。

 

「自園のハーブや果物から作ったという天然酵母を使ったパンをはじめ、スープもサラダもドリンクも、素材の味が感じられる手作りで、おいしかった……!

代々の農家である野川進さんが園主&店主ということで、“農園カフェ”でもあるのですが、山林が目の前に続く庭園や緑にうもれるエントランスは、ちょっと遠いところへ旅に来たんだっけと思うほど。体中で自然を吸い込めるような、これぞ “森カフェ”ですね!」

自家製パンや乾燥ハーブ、野菜やハーブの苗を店頭で買うこともできます。ピザ焼き体験や手仕事、ヨガなどのイベントも行われています(写真:松園智美さん)

[information]

緑山ハーブガーデンナチュラパス

https://www.naturapath.jp/

インスタグラム : https://www.instagram.com/naturapath1/

所在地:横浜市青葉区奈良町1734-2

営業時間:9:30〜夕暮れ時まで

休園日:不定期

E-mail:herb@naturapath.jp

アクセス:小田急バス「ことり橋」バス停より徒歩5分、東急バス・横浜市営バス「奈良北団地」バス停より徒歩16分

駐車場:有り

 

 パークサイドのイタリアン Fresco(フレスコ)[都筑区仲町台]

公園の中の緑に囲まれたお店。地元の農家さんが育てた新鮮な野菜や食材を使用したメニューが季節ごとに登場(写真:松園智美さん)

横浜市営地下鉄ブルーライン・仲町台駅から徒歩5分ほど。緑豊かなせせらぎ公園に続くテラス席が目印のお店です。広々した店内は、吹き抜けまでのガラス越しに木漏れ日が入り、格別の心地よさです。

 

こちらのお店は、先ほどに続いて、同じ都筑区内に住んでいる松園智美さんがレポートしてくれました。

 

「先日娘とランチに出かけ、私はパスタのランチセットを注文しました。前菜とサラダも付いて、野菜がたっぷり。

パスタに入っていたツナもふわっふわで肉厚、素材の味が生きる味で、とってもおいしかったです。キッズメニューもあり、子連れのお客さんも多かったですよ。食べた後は、そのまま公園散策へ。紅葉がきれいな季節で、せせらぎに鴨がいたり、ゆったり自分へのご褒美のような時間を堪能できました。近くにこんな素敵なお店があるって、幸せ〜」と絶賛です。

 

店長の鈴木勇斗さんによれば、ディナーではアラカルトだけでなく旬を取り入れたコースもおすすめで、これからの季節はジビエも登場するとか。

 

飲み放題や貸切も対応可能だそうなので、パーティーや歓送迎会にもよさそうです。

目の前の遊歩道は地元の人の通りも多く、にぎわいを感じます。テラス席が素敵!(写真:松園智美さん)

[information]

FRESCO

インスタグラム:https://www.instagram.com/fresco_nakamachidai/

所在地:横浜市都筑区仲町台1-33-31

アクセス:横浜市営地下鉄「仲町台」駅徒歩5分

電話:045-949-3050

営業時間

ランチ:月〜金 11:30〜15:30、土日祝11:00〜15:30(Lo14:30)

ディナー:17:30〜22:00

定休日:火曜(祝日の場合は前後します)

※屋外テラス席はペット同伴可

 

★横浜市の「よこはま地産地消サポート店」にも登録されているお店です

※よこはま地産地消サポート店:横浜市内産農畜産物をメニューに取り入れ、生産者などの推薦を受け横浜市に登録されている飲食店

 

 

寺家ふるさと村の森カフェ&農園レストランたち[青葉区]

他にも、青葉区周辺には森や農園の中のカフェやレストランがいくつも存在します。ここでは、森ノオトのご近所で昔ながらの里山風景が残る「寺家ふるさと村」で、過去に取材した記事を紹介させていただきますね。

 

・「里の恵季-eki-」は、田んぼが目の前のリノベ古民家シェアオフィス&イベントスポットの「里のengawa」の中にあるショップ。素敵な店内では、地域でつくられた食品や野菜、手仕事商品などを販売しています。

屋外の飲食カウンターでは、毎週木曜・金曜11:00〜14:00、ランチ営業があり、地元の農家さんが作った農産物を使ったフードやドリンクが楽しめます。※それ以外の日にもランチ営業していることがあります。instagram(@madeinjike)をご確認ください。※里の恵季の営業時間は10:00〜16:30(定休 火曜・日曜)

 

・美しい柿畑にのぞむ里山の中のアートギャラリー「JIKE STUDIO(ジケスタジオ)」では、季節の野菜を使ったランチメニューが人気のカフェやショップも併設されています。詳細は前述のリンク先にある過去の記事でどうぞ。

 

・そのほか、寺家ふるさと村エリアの飲食店は、どこも緑や田畑と隣り合う気持ちのいい立地です。過去の森ノオトの特集「寺家ふるさと村春の散歩道」で他のお店の紹介記事も多数掲載していますので、ご参照ください。

 

 

以上、青葉区・都筑区・川崎市・町田市周辺の森カフェ・農園レストランを紹介しました。

 

秋は食、芸術、自然など、たくさんの収穫が訪れる季節。採れたての農作物やありのままの自然は、その空間にいるだけで元気を与えてくれます。2025年の残りの1カ月、心豊かに、たくさんのものを吸収して過ごしていけたらと感じています。みなさんもゆったりとした時間や自然の恵みを感じたい時にぜひ訪れてみてくださいね。

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この記事を書いた人
岡島知美ライター
2020年よりライターとして活動を始める。私生活では菜食、グルテンカット、エコ生活など、自身の心と体が求める食事や生活を実践中。取材を通して人々の思いや活動を知ることで、これからのことを考えていきたいと思っている。
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