森ノオトと東急さんのお付き合いの歴史は長く、2012年に横浜市と東急がたまプラーザで始めた「
森ノオトは市民側として「たまプラーザぶんぶん電力」や「住民メディア:たまプラーザの100人」の企画で参画。さらに、自主的に森ノオトというメディアを運営していることに着目してくださった東急の方々が、HPの記事制作や、家庭の節電プロジェクトの普及啓発パネル・動画の制作依頼をしてくださった実績があります。
その後もまちづくりの研究会や、住民創発プロジェクトの仲間のイベントでご一緒するなど、地域密着のNPOと地域密着企業という関係性は続いてきました。2021年からは、東急が郊外部の持続可能なまちづくりを検討する施策として「nexusチャレンジパーク」を立ち上げるにあたり、郊外部住民としての森ノオトがヒアリングに協力する、新たなつながりが生まれました。
こうした対話を通じて、東急の掲げる「生活者起点のまちづくり」を地域住民の目線で発信したら、企業がオウンドメディアで自社発信をするのとは異なる伝わり方をするのではないかと提案し、2022年度に4本、森ノオトの中で「nexusチャレンジパーク」の関連記事4本が生まれました。
特に反響が大きかったのは、前後編の記事になった「東急さんに聞いてみた!」シリーズ。森ノオトの編集会議でも、「これまで電鉄会社のまちづくりは駅前型で、どこか自分たちには遠い出来事という目線で見ていたが、企業の“中の人”がリアルな言葉で話していたのを聞いて、共感を持てた」「スタイリッシュに見える東急さんが、実はかなり泥臭く汗をかいて地域に溶け込み、そこから事業をつくっていることがわかった」といったもので、地元に大きな影響力を持つ企業に対する見方が大きく変わる出来事だったようです。
その後も、実際にnexusチャレンジパーク早野で活動する地域住民の声を聞いたインタビューシリーズが2本続きました。「まちづくり」活動において何らかの企画・運営をする人たちの「起点」から、仲間を得て活動を持続していくまでの物語を、その人の本音も交えてていねいに起こしていったインタビューは、このエリアのまちづくりの1ページとしてアーカイブされ、今後に続いていく物語の礎になっていくはずです。
現在も森ノオトは、地域を代表する企業でもある東急さんと、地域イベントやまちづくりの現場で顔を合わせ、時に対等なパートナーとして地域の未来について意見交換をおこなう間柄が続いています。
これからも森ノオトは、市民参画や地域編集のプロフェッショナルとして、地域の生活者の声を生かした企業協働を進めていきます。
<プロジェクト担当スタッフ>
運営:北原まどか、宇都宮南海子、梶田亜由美
編集:北原まどか
執筆:宇都宮南海子、梶田亜由美、古谷玲子
撮影:齋藤由美子
森ノオトでは、地域企業とタイアップし、地域の価値を創出してアーカイブしていくような記事発信のご相談を受け付けています。
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森ノオトは、行政や地元企業、団体のみなさまと信頼関係を結びながら、市民感覚を生かして地域貢献をめざす、ローカルなSDGsを実践しています。 森ノオトの法人紹介のページにて、これまでの事例を掲載しております。ぜひご覧ください。