“エコロジー、オーガニック、サスティナビリティ”ー。森ノオトが編集方針に掲げているキーワードです。今回のアンケートでは、それらを感じさせる記事が多く挙がりました。アンケートで寄せられた声とともに「読者の心に残った記事」をご紹介します。
「エネルギーや暮らしのことを真剣に考えながら、何か社会を変えられるかもしれないとわくわくしました」
40代女性の読者が選んだのは、梅原昭子さんの「琥珀の子」シーズ。「そもそも電気って何なのだろう?」という素朴な問いから生まれたお話です。歴史上の電気にまつわる人物が手描きのイラストで登場し、それもまた味わい深いです。
梅原さんのエネルギーのお話はこちらも。
「エコな暮らしに憧れて、エコバッグやマイボトルを持ち歩くなどしていましたが、家庭内で使用するエネルギーを減らそうと考えたのは、森ノオトがきっかけです。特にソーラークッカーは、理科の実験のように楽しく興味深く取り組みました。黒いホイルを切らしてから遠のいていましたが、記事を読み返して、また始めてみようと思いました。」(30代女性)
続いて、リユースの話題を2本紹介します。
リユース食器の運営に携わる、NPO法人Waveよこはまを梅原昭子さんが取材した記事です。「具体的に値段などがあって実際使えるかもという気になりました。」(40代女性)
こちらは、森ノオトのご近所・たちばなレコードを大学生のインターン生、山本美雪子さんが取材した記事。「理想と経営が成り立っていそうな例として興味深く読みました。こういう店舗のあり方もあるんですね」(40代女性)
続いて、自然の素材を生かしたものづくりの記事です。
「ハッとするような桜の染色」「今でも思い出せるくらい、衝撃的な美しさ」
中西るりこさんによる、桜染めの体験記。「写真の美しさに魅せられ、草木染めの地味なイメージが華やかさと洗練された印象に変わりました」(30代女性)「写真がきれいなのと、丁寧な文章に引き込まれました」(40代女性)「ハッとするような桜の染色、しかも枝で!」(40代男性)
「記事を読んだだけで工房のファンに」
フォトグラファーでもある、おおかわらあさこさんの記事。この記事を読んで、町田市のLa Manoの工房まで足を運んだ人も多かったようです。
「草花が人の手にわたり、つくり出していくことの美しさをたっぷりと堪能できました。工房を実際に訪れて、建物やその美しさに感動したことも印象深いです」(40代女性)
「とても丁寧に愛情をもって取材していることがビシバシ伝わってきて、何度も読み返したくなる。記事を読んだだけで工房のファンになり、開催中の染織展にすべりこみ、そこから毎年足を運んでいます」(40代女性)
住まいにまつわる記事は「リノベーション」がキーワードです。
「ツクルことが面白いので。電気をツクル、物をツクル、家をツクリカエル、面白く読ませていただきました」
まどか編集長の自宅リノベシリーズです。
「わが家も家族で壁に漆喰を塗り塗りしましたよ」(40代女性)
こちらもまどか編集長の記事。「団地のこれからの住まい方を紹介した、リノベーションを考える方には参考になる記事だったと思います」(40代女性)
そして、最近もっとも話題になったリノベーション記事がこちら。
牧志保さんが、同じライター仲間の野口幸子さん宅を取材した記事です。
「とってもセンスの良いお家で、すてきなエピソードをまとめた記事に感動したのを覚えています」(40代女性)
暮らしと植物といえば、このお店の記事。
「家に観葉植物がほしいなと思っていました。でも植物は枯らすタイプでして……そのときにこの記事を読んで、ここなら相談もできるので行ってってみたいと思いました」と30代女性の読者が選んだのが、たまプラーザの植物店を取り上げた畑道代さんの記事です。
森ノオトのマスコットキャラクターはどんぐりのもりたろう。どんぐりから、森づくりに取り組む、平塚市にある障害者支援施設「進和学園」を取材した記事も、50代の男性から選ばれました。
続いて、農業の話題に。地産地消にまつわる記事の声を紹介します。
「女性農業者として、今まで乗り越えてきた道のりや、絶え間ないチャレンジ精神にただただ敬服しています」
40代女性の読者が選んだ、横浜の女性農業者のレジェンド・都筑区の平野フキさんの記事。2013年に掲載したまどか編集長の記事を再編集したものです。
「こつこつと続けることで道が開けてゆく、その真摯さ」
こちらも、横浜の農業を陰に日向に支えてきた、青葉区の坂田静江さんの記事。梶田亜由美さんが、浜なしのシーズンに合わせて取材した記事です。
「『家の中で私の居場所は自分の部屋とキッチンだけでした』という言葉から、こつこつと続けることで道が開けてゆく、その真摯さを感じました。その後に買った焼肉のたれもとても美味しく、季節の楽しみが増えました」(40代男性)
「横浜の生産者の顔が見える記事をこれからも楽しみにしています」
地産地消の仕掛け人として食と農をつなぐ活動をしてきた料理人・椿直樹さんと、農家さんや加工品の生産者を巡るシリーズ。「レシピ本の制作にまつわる秘話やクラウドファンディングでの苦労話など、椿さんや生産者の方々、森ノオトの皆さんの情熱が伝わる素晴らしい記事でした。横浜野菜最高!」(40代男性)
「いつもあの時間を目指して取材している気がします」
地産地消の記事ではひときわ存在感を放つ、農ライターの明石智代さん。数ある取材の中でも、椿さんや関係者と訪れたこの取材が特に心に残る時間だったそう。「中山さんの農業の姿勢と椿シェフの温かい視線が印象に残った取材でした」
「お金じゃなくて、自分が大切にしたいものは何か。森ノオトの記事が、お金以外のものに価値を与えてくれてる気がします」
「毎日の忙しさに追われて、忘れてしまいそうな大切な事を思い出させてくれるのが森ノオトです」というメッセージとともに40代の女性読者が選んだのが、羽田麻美さんのこの記事。
「記事を読んだ時に、その場の雰囲気や情景まで浮かんでくるようでした。人の集まる場所を作ることは、楽しいことばかりじゃないどろうけど、そこから伝わる雰囲気は温かく、こんな所が近くにあるといいなと思いました。そして、今この時代にそんな場所があるという事が知れて、嬉しくなりました」(40代女性)
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