2018年よりスタートした「ローカルライター講座」は、NPO法人森ノオトがローカルメディア「森ノオト」のライターを育成するなかでつちかってきたノウハウを普遍的に編集し直し、どのメディアでも共通する取材や執筆の視点をお伝えするものです。
昨年は12名が受講し、市民ライターとして活動し始めた人、自分の団体でのメディア運営に生かしている人、修了レポートで取材した団体で働き始めた人、マッチング先のメディアで働き始めた人、修了生同士の交流を楽しんでいる人など、豊かな縁を生み出しました。
彼女たちの書いた修了レポートには、「情報発信によって、地域社会をよくしていこう」という志が込められ、着眼点にすぐれ、文章力もあり、読み応えも十分な、たいへんクオリティの高いものでした。
■2018年度ローカルライター講座修了レポート一覧
「そろそろあなた、やらない?」――託されたバトンをつなぐ山口園子さん
旅で培う「生きる力」。横浜で異文化体験、CASACOへようこそ。
住まい選び、本当に大事なものは何だろう? -若葉だい家族に訊く、団地の魅力―
無添加の食べもので人々の生活をもっと素敵に|港北区鳥山町、カフェ「ボン・ラヴィ」
都筑の工場廃材でクリスマスツリー|ワークショップ となり工場の図工室
「こんな子育て支援、あったらいいな」の声を形に|NPO法人「ワーカーズ・コレクティブ パレット」
ただいま育休中、働き方を見つめ直しています|「女性としごと応援デスク」体験記
お母さんの笑顔に魅せられて|障害のある子の家族写真家・後藤京子さん
今年も、10月17日(木)から全5回で、市民ライターとして活動を始めたい人向けの「ローカルライター講座」を開催します。
ローカルライター活動は、自分が暮らす地域が「こんな社会になればいいな」という理想を投影し、自らが取材活動というアクションを起こすことで、読者に何らかの影響を及ぼします。ローカルメディアのよさは、行動したいと思った先に、すぐにアクセスできること。「社会をよくしたい」という想いを伝え、アクションのつなぎ目となることができる、大きなきっかけをつくることができるのです。
取材をする時に持つべき視点、心に抱いた小さな想いがグローバルにつながる大きな一歩となること、取材をしたい自分の思いを固める手法、相手との関係性のつくり方、取材相手の活動の本質を見抜く力と、その伝え方、そして自らの内側に「ローカルライターとしての行動指針」をつくること……。
少し硬派な内容です。たくさん頭を使って、心を動かして、考える時間をとります。だからこそ充実した時間になるはずです。必ずしもライター活動をしなくても、情報との付き合い方や、情報を通じて地域活動を応援する視点を持ち帰っていただけるはずです。
講座修了後は、受講生が活躍できる場(メディア)とつないでいきます。
これまでに、以下の5団体が「ローカルライター養成講座」に賛同し、修了生が希望すればライター活動の受け入れ先として連携してくださいます。
(なお、活動希望のメディアとは、必ず面談、双方合意のうえ、活動を開始していただきます。ライター活動における条件や費用負担等は、各団体により異なりますのでご留意ください)
「あそびい横浜・湘南」(神奈川県全域)https://asobii.net/
「コドモト」(横浜市全域)https://www.kodomoto.info
「ベイキッズ」(横浜市港湾部)http://baykids.jp
「プラチナ世代交流フリーペーパーえがお」(横浜市港北区)https://kouhokuegao.com/
「湘南NPOサポートセンター」(平塚市)http://snposc.org
なお、NPO法人森ノオトの運営するローカルメディア「森ノオト」での活動を希望される方は、2020年1月〜3月に開催予定の「森ノオト編集部ライター養成講座」への全回受講が必須要件となります。内容は一部重複する部分もありますが、「森ノオトの編集」に特化した内容となります。本講座の受講のみでは森ノオトでは活動できませんのでお気をつけください。なお、本講座修了生への割引はあります。
<ローカルメディア4事業の相関関係>
■発信力UP講座
「自団体を見つめる、鍛える」
地域活動団体の発信力を高め、地域社会の課題を解決する
↓
■ローカルライター講座
「地域の発信者を育成する」
地域や地域活動団体を客観的に評価し、地域の魅力を高める
↓
■ローカルメディアミーティング
「地域の編集視点を養う」
地域課題を編集する視点を持ち、多様な他者と議論する
↓
■かながわメディアコンパス
「発信者の心の拠り所となる指針を持つ」
変化し続ける潮流のなかで、発信者としてあるべき姿を問い続ける
<カメラ基礎&取材撮影実践講座も!>
Webで情報を発信していく際は、写真で表現する力が必要不可欠です。こちらは、同会場で、森ノオトのローカルメディア講座事業でおなじみのフォトグラファー・川名マッキーさんによる【ローカルライター講座2019・連動企画】カメラ基礎&取材撮影実践講座を受講いただけます! 講座の日の午後に開催されるプログラムもあるので、同じ日にまとめて受講することができますよ!
■カメラ基礎講座
(受講料:3,000円)※ローカルライター講座受講生は割引あり
・10月19日(土)/10:00〜12:00
・10月24日(木)/10:00〜12:00
・11月14日(木)/13:30〜15:30
■取材撮影に役立つ実践講座
(受講料:4,000円)※ローカルライター講座受講生は割引あり
・10月31日(木)/13:30〜15:30
・11月2日(土)/10:00〜12:00
・11月28日(木)/13:30〜15:30
https://localmedia2019.peatix.com/
情報発信により自分の地域の魅力をより深く知りたい人、伝えることで仲間を増やしていきたい人、自分が取材に動くことで自分の暮らす地域を少しでもよくしていきたいと思う人、ローカルライター講座でお待ちしています!
<ローカルライター養成講座>
全5回・隔週木曜日開催(10:00〜12:00)
希望者は「まちなか社食」のお弁当を購入してのランチ交流も可能です
>まちなか社食<
http://machinaka-shashoku.strikingly.com
第1回「ローカルメディア、基本のき」
10月17日(木)
講師:北原まどか
市民メディアならではの編集視点のもちかた
情報発信は、地域社会をよくするためにやる
第2回「グローバルとつながる視点を持とう」
10月31日(木)
講師:木村麻紀さん
SDGsとローカルメディア
自分の関心とローカルの課題、世界を結びつける
第3回「取材をスムーズに進めるために」
11月14日(木)
講師:船本由佳
自分ならではのネタをゲットするには?
準備万端で取材に臨み、本番ではリラックス!
第4回「ローカルの魅力を発信する文章術」
11月28日(木)
講師:池田美砂子
活動の「本質」を伝えるマインドとは
文章の基本構成と本文テンプレート
第5回「私のメディアコンパスを持とう」
12月12日(木)
講師:北原まどか・船本由佳
カードゲームでローカルメディアの運営を学ぶ
情報発信するための「マイ行動指針」をつくろう
会場・共催:mass×mass関内フューチャーセンター(神奈川県横浜市中区北仲通3–33)
参加費:全5回 22,000円(税込)
募集人数:最大15名
申し込みフォームはこちら
生活マガジン
「森ノオト」
月額500円の寄付で、
あなたのローカルライフが豊かになる
森のなかま募集中!