<教えて!地域の〇〇できる公園>交通ルールが学べる公園「鹿沼公園」編
虫取りするならここ、水遊びはここ、すべり台ならここ、ターザンロープするならここ!みなさんにもきっと、そんなお気に入りの公園があるのではないでしょうか?森ノオトでは、地域の魅力的な公園を森ノオトライターたちが紹介していく「地域の〇〇できる公園」の連載。記事で取り上げるのは神奈川県横浜市・川崎市・東京都町田市周辺の公園です。さぁ、どんな公園が登場するでしょう?第7回はライター青木遥が、JR横浜線・淵野辺駅の近くにある鹿沼(かぬま)公園を紹介します。

子どもと道を歩いていたら、子どもが急に走り出し、慌てて「待って!そこ飛び出さないで!」と叫びながら追いかける……

 

そんな経験がある方は多いのではないでしょうか。

 

わが家では、息子がこの春小学生になったばかり。これから一人で道を歩く機会が増えるでしょうし、そのうち自転車にも乗り始めるはず。安全に移動できるのか、心配がふくらんでいます。

 

子どもに交通ルールを学んでほしい、安全なところで練習させたい。そんな思いをかなえるのが、町田市のお隣・神奈川県相模原市にある鹿沼公園です。

 

鹿沼公園の最寄り駅・JR横浜線の淵野辺駅の改札を出ると、アニメ「銀河鉄道999」やガンダムのパネルが迎えてくれます。

淵野辺駅の改札を出たところの看板

まずは淵野辺駅のご紹介から。

 

実は淵野辺駅から徒歩約20分のところに、JAXA(宇宙科学研究所)相模原キャンパスがあります。ここは、小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ2号」の開発・運用も行われた場所。

こうしたことから、相模原市では宇宙を身近に感じられるまちづくりが進められていて、駅周辺には探査機の写真付きの道案内看板や日時計など、宇宙を感じられるものが点在しています。

横浜のすぐ近くだけれど横浜とは違う文化を感じながら駅の南へと歩くと、2、3分で鹿沼公園が見えてきます。

 

正門を入ってすぐに見えてくるのが「児童交通公園」のエリアです。

ここには本物のような道路や標識、信号、踏切などがあります。道路には中央線や横断歩道、自転車横断帯などが書かれています。信号は本物より少し小さいようですが、車両用と歩行者用があり、ちゃんと点灯して時間が経つと色が変わります。

本物のような横断歩道や信号機がある。自転車横断帯の自転車マークも本物そっくり

公園を移動する人たちも、道路を横切るときは信号に従い、青になってから渡ります。小さいお子さんには親御さんが「赤だよ!」などと声をかけています。

 

このエリアは歩くだけでなく、無料で貸し出されている乗り物で走ることもできます。

乗り物には、小学生用と幼児用があります。小学生用は、補助輪なしの自転車、ゴーカート、ミニカート。幼児用はゴーカート、豆自動車、手押し棒と補助輪のついた自転車です。

手前の列が豆自動車。奥の列は右から手押し棒付き自転車、幼児用ゴーカート、ミニカート、小学生用ゴーカート

乗り物は30分ずつで交代します。乗りたい乗り物が空いていないときは、交代の時間まで、乗り物ごとに並んで待ちます。

 

わが家はこの公園に、休日に2回訪れましたが、2回とも並んで乗るのを待ったほどの人気ぶりでした。土日はほぼすべての乗り物が出払っている時間帯も多いようです。

 

前の時間帯の子どもたちがコースから戻ってくると、列の先頭の子から乗り物に乗ることができます。

息子はゴーカートが気に入ったよう。訪れたときはまだ幼児だったので幼児用です。

幼児用の青いゴーカート。ペダルを踏むと進む

幼児は幼児専用広場内で乗ります。小学生は、その外側にあるコースを走ることができます。

息子は最初はゴーカートのこぎ方がわからなかったようですが、教えるとすぐにこつをつかみ、広場内をぐるぐる回っていました。

広場の中には8の字コースや駐車場もある

幼児専用広場の地面には、道路の中央線のほか、レーンごとに走る方向の矢印が書かれています。ただ、まだまだその通りに走れない子もいるので、それほど厳密に守られているわけではありません。

止まってしまっている子がいたときに、うまく抜かせず接触してしまい、カートが動かなくなって親が救出、といった場面もときどきあります。

 

ゴーカートや自転車にまだ乗れない子も、保護者がロープでけん引する豆自動車なら楽しめます。1、2歳くらいの子も多く楽しんでいました。中には、車に荷物を乗せたりして自分で引っ張る子も。

豆自動車を子どもが引いていることも

小学生はゴーカート、ミニカートが人気のようでしたが、自転車もそのうちすべてがコースへと出て行きました。

小学生になると、左側通行を守っている子が多いです。信号が赤になると、コースを走るカートや自転車は止まって待ちます。

小学生は本物の道路のようなコースを走行。自転車のヘルメットも貸してもらえる

交代時間の5分前になるとアナウンスが流れ、乗り物で元の場所まで戻ります。幼児専用広場では「まだやりたい!」という声があちこちで聞こえます。

息子も名残惜しそうでしたが、幼児専用広場に人がいなくなってきたのに気づいて、元の場所へと向かってくれました。

 

児童交通公園エリア以外も、いろいろと楽しめます。

乗り物好きな子が喜びそうなのは、D52型蒸気機関車。1946年につくられ、北海道を走っていた蒸気機関車が展示されています。

外観だけでなく、毎月第4日曜日には、運転室も公開されています。

クリスマス装飾のD52型蒸気機関車

昨年12月に訪れたときは臨時の撮影公開日で、クリスマス仕様に装飾されたD52と撮影ができました。

この日は相模原D52保存会の皆さんが、銀河鉄道999のコスプレで優しく迎えてくださいました。保存会の皆さんは上記の運転室公開や、蒸気機関車の修繕などもボランティアで行っているそうです。

 

遊具広場もあります。

息子は滑り台にはまって、ずっと上ったり滑ったりしていました。

滑らないように裸足になって遊ぶ子も

ちょっとレトロな見た目ですが、簡単には上れない場所もあったりして、子どもには魅力的なのかも。

ジャングルジムや小さい子向けの滑り台などもあり、遊具広場でもしっかり遊べました。

 

他にも池やあずまや、軟式野球場やテニスコートもあります。

 

さらに遊びたいときには、鹿沼公園から徒歩約20分のところに淵野辺公園があります(淵野辺駅からバスでも行けます)。ここは大型木製複合遊具「風っ子砦」やふわふわドームなどがある公園です。

 

また淵野辺公園の手前にあるJAXA(宇宙科学研究所)相模原キャンパスでは、宇宙科学探査交流棟で、ロケットやはやぶさ2大気圏再突入カプセルなどの展示を見学できます。

その近くには、プラネタリウムのある相模原市立博物館も。「宇宙を身近に感じるまち」を感じる1日を過ごすこともできそうです。

 

本物の道路のようだけれどちょっとだけ違う、鹿沼公園の児童交通公園。

おもちゃの中に入り込んだような楽しさがある気がします。その中で乗り物に乗るのは本当に楽しいのだろうなと思います。

ただ、楽しく遊ぶためにはルールも必要。自動車が来なくて安全な場所というだけでなく、その楽しさがあるからこそ、ルールの必要性を理解できるのかもしれないと感じました。

 

子どもに交通ルールを知ってほしい方、いつもとちょっと違う公園や文化にふれたい方、鹿沼公園で充実の時間が過ごせるはずです。

 

Information

「交通ルールが学べる公園」に遊びに行ってみた方は、ぜひ感想を森ノオトにお寄せください。

https://morinooto.jp/mori/contact/

 

鹿沼公園

住所:相模原市中央区鹿沼台2-15-1

営業時間:9:00~16:00

アクセス: JR横浜線「淵野辺駅」下車南口から徒歩3分

駐車場あり(67台)

HP: https://kanuma-park.jp/

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この記事を書いた人
青木遥ライター
川崎市中原区在住。編集、ライターの仕事をしています。息子と遊べる場所を、地域や自然のなかにいつも探し中。以前は市民ジャズビッグバンドのサックス吹き。岐阜県岐阜市出身で、岐阜の伝統漁法・長良川鵜飼の取材をしたり、岐阜愛を勝手に発信したりも。
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