【事例紹介】団体の価値を伝えるパンフレット制作(地域団体様)
認定NPO法人森ノオトは、スタッフの雑誌や書籍、紙媒体の編集経験に加え、自団体のNPOとしての市民活動の実践と生活者視点、編集スキルを生かして、自治体や企業、市民活動団体の価値を広く伝えるパンフレットや広報誌の制作をおこなっています。団体との対話を通して、その団体の悩みに寄り添い、団体の価値を客観的に見出すていねいな編集によって、届けたいターゲット層に訴求できるアプローチ方法を検討。紙媒体の製作にとどまらない、伴走支援型の広報物制作を行います。

森ノオトではこれまで、外部団体さまのチラシやリーフレット、広報誌などの紙媒体編集の委託を多く受けています。

 

法人設立以降10年以上にわたり、行政や企業、市民活動団体のさまざまなチラシやパンフレット、情報誌などを作成してきました。行政からの委託では、森ノオトの制作物を見て「こういうものをつくりたい」とお声がけいただくケースが多いです。

緑区区政推進課から2023年度に委託を受けて制作した「みどりでさがそ~緑区魅力ガイド~」は、ご自身が緑区在住で数年来緑区のまちづくりに参画されてきたtvkコミュニケーションズの大谷浩之介さんの紹介でプロジェクトが始まりました。大谷さんは森ノオトの編集力に絶大な信頼を置いてくださっており、これまでも「よこはま縁むすび講中」の記事制作でご一緒してきて、地域に根ざした歴史や文化を生かしつつ、新しい住民たちと持続可能なカルチャーづくりをしていこうというビジョンで一致しています。

 

この緑区魅力ガイドでは、緑区のシンボルカラー「緑」を中心に、緑でつながる地域の方々にナビゲーターとして紙面に登場していただき、生活実感を伴う具体的な言葉で緑区の魅力を語っていただきました。行政発行物でありながら、制作過程に区民が参画して、一緒に価値をつくっていく、そんな森ノオト流の編集プロセスを大切にしたプロジェクトです。編集は松園智美が、エディトリアルデザインを専門にする畑道代さんがデザインを手掛けました。

こちらは2024年度に制作した、横浜市保土ケ谷区の公式インスタグラムフォトコンテストのチラシです。短期間での制作でしたが、依頼元のデザインコンセプトがしっかりしていて、素材もたくさん集まっていたので、賑やかで目を引くチラシが完成しました。編集は松園智美、デザインは畑道代さんが担当しました。

横浜市市民協働推進センターの運営主体である認定NPO法人市民セクターよこはまさんは、森ノオトがNPOを設立する時にNPO設立講座でサポートしていただいた団体です。2020年度発行号では、横浜市の市民協働の歴史や現在までの系譜、センターの機能や協働推進事例をレポートしました。企画・構成・編集は北原まどか、冊子のタイトル「IN SPIRAL(インスパイラル)」と表紙の言葉やレポートは梅原昭子、デザインは柴崎久美子さんが担当しました。

 

2022年度からの2冊は、スミナツコさんがデザインを担当。ポップでキャッチーなデザインで、広報誌のほかにも団体パンフレットはスミさんがデザインしています。

市民の力によって社会をよくしていきたいと、同じ志を持つNPOからの依頼も増えています。同じ青葉区に拠点をおき、フジロックフェスティバルの出店やあおばを食べる収穫祭のDJなどで親しくしているNPO法人パノラマさんのパンフレット制作では、NPO同士としてお互いを深く知り合う機会になり、若者の活動の場の提供など、協働のチャンスの裾野を広げています。宇都宮南海子が企画・編集を、柴崎久美子さんがデザインを担当しました。

同じ青葉区にある学童保育のパンフレット制作もおこなっています。森ノオトのスタッフの中には、自分の子どもを学童保育に通わせている者もおり、その当事者でもある梶田亜由美が、こどもの国学童クラブのリーフレット制作を担当しました。学童保育の実情や価値を知るからこそ、個別のクラブの特性を見抜くことができ、また情報を受け取る保護者の視点としてもほしい情報をまとめ、生活者としての編集能力を最大限に発揮しました。同年度内に、近隣の桂台学童保育ちびっこの家のパンフレットも制作。地域と保護者が共同で運営する学童の価値を伝えるツールとして、青葉区で配布されています。

NPOの報告書作成の依頼も増えてきています。NPOは助成金などを活用した活動と成果をまとめた報告書を年度内に発行する必要があることも多く、森ノオト自身もNPOという立場だからこそより深く活動の価値を受け止め、編集で表現しています。

 

NPO法人ハートフル・ポートさんの子どもの居場所ネットワーク事業の助成金の報告書のケースでは、活動のパンフレットになるような一覧性と、文字と写真、図表のバランスをやさしくやわらかくデザインしました。広報の個別伴走支援を担当していた宇都宮南海子が編集を、松園智美がデザインを手がけました。

 

(実際に、子育て支援イベントなどを実施すると、SNSよりも紙のチラシや回覧板を見て、という声の方が多くあることがわかります)

 

森ノオトは編集プロセスにおいて、原稿・写真素材をいただきデザインするだけにとどまらず、その団体が目指すビジョンは何か、編集プロセスの中でスタッフ同士が深く対話をする機会を設け、具体的な言葉や数字などを引き出しながら、団体の価値の解像度を高め、ともにつくり上げていく編集をおこなっていきます。

IT化が進むなかで、紙媒体をデジタルデータに切り替える動きが進んでいますが、デジタルの情報が飽和している今こそ、ノー・スイッチで情報を一覧できる紙媒体こそ、確かに情報を伝える手段になるという実感が私たちにはあります。団体のパンフレットは、団体の理念を社会に伝える大切な媒体。届けたい相手に大切なメッセージを届ける紙媒体を、森ノオトとともにつくりませんか。

 

 

<プロジェクト担当スタッフ>

企画・編集:北原まどか、宇都宮南海子、梶田亜由美、松園智美

デザイン:畑道代、柴崎久美子、末永えりか、スミナツコ、ほか

Information

森ノオトへの冊子制作をご検討の方は、こちらからお問合せください。

 

■お問い合わせはこちら

https://morinooto.jp/mori/contact/

 

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森ノオトは、行政や地元企業、団体のみなさまと信頼関係を結びながら、市民感覚を生かして地域貢献をめざす、ローカルなSDGsを実践しています。 森ノオトの法人紹介のページにて、これまでの事例を掲載しております。ぜひご覧ください。

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